手 軽 さ 30/100
コ ス ト 50/100
アレンジ50/100
身体負担70/100
知  識30/100
ペ ー ス 50/100
陰陽タイプを診断してダイエットに生かそう
東洋の陰暘と食材を生かしたダイエット
陰と陽の調和をはかることをコンセプトにしたダイエット方法です。

食べ物にも「陰陽」があります。甘い物(陰性)や肉(陽性)ばかり食べるのを避けて、中庸の食事を心がけることが大切です。

玄米菜食をベースとし、タンパク質を豆 類でとるようにします。
そして人間は環境に生かされています。食材は国産で季節に合ったもの、できるだけ無農薬、有機栽培のものを選んで、野菜の皮や根にもビタミンやミネラルはしっかり含まれているので食材は丸ごとおいしく食べることが大切です。→豆類のダイエット効果で痩せる方法

自分のからだを中庸に保つためには、食べ物の陰陽を知ることはもちろん、自分のからだが陰性なのか、陽性なのかを知る必要があります。

基本的に、陰性体質の人は、体温が低く、手足が冷たいという特徴を持っています。目がクラクラ回ったり、頭がふらふらするというのも、陰性体質に現われやすい症状です。そして陽性体質の人は、体温が高く、血圧も高い傾向にあります。

陰性体質の人が、極陰性(陰性が非常に強い)の食べ物を日常的に摂ると、低血圧や冷え性や便秘になりやすく、そこから大きな病気を引き起こしかねません。一方、極陽性(陽性が非常に強い)体質の人が、陽性の食べ物を日常的に摂ると、高血圧や脳梗塞といった病気になる危険性が高まります。

からだが中庸の状態にある人は、体温もきちっと36.5度あります。性格も明るくて、元気で活動的に生き生きしています。
同じ人でも、その日の食べ物によって陰性に傾いたり、陽性に傾いたりします。

自分がどちらの体質であるかを知っておくと同時に、健康のバロメーターとしてその日その日のからだの状態を把握しておきましょう。
自分のからだが陰性体質なのか、陽性体質なのかを見分ける方法があるのでここで紹介しておきましょう。



今の自分の体質を知りましょう。ここでは「陰性・陽性」の考え方に照らし合わせてチェックしていきます。
さて、あなたはどのタイプに当てはまりますか?

※設問に対し「A、Bどちらとも言えない」場合は、「どちらかといえば当てはまる」方を選んでください。
チャート
陰性・陽性タイプ結果発表
陰性ぽっちゃり
おだやかな性格で甘党。
ぽっちゃり体型で冷え症
お菓子や果物などの陰性が強い食べ物のとり過ぎで、体がゆるみ水太り気味。行動がのんびりしていて涙もろく、便秘がちで冷え性。

向いている食材
玄米、雑穀、みそ、梅干し、乾物、根菜、くず
玄米に変えて痩せるコツ

適した食べ方
圧力鍋で炊いた玄米に梅干しを添えて塩分を。
おかずは少なめに。根菜のスープなどがおすすめ。

陰性ほっそり
ひかえめな性格で小食。
ほっそり体型で疲れやすい


消化吸収力が弱いためやせ気味。食べ物の影響が大きく出やすいので体調をくずすことが多く、いつも慎重なため「覇気がない」と思われることも。

向いている食材
玄米、みそ、ごま塩、根菜、野菜の漬け物
味噌汁ダイエットの詳しい方法

適した食べ方
玄米がゆにごま塩をふって塩分を。おかずは少なめに。小さく切った根菜の煮物などがおすすめ。

陽性がっちり
元気な性格で大食漢。
がっちり体型でのぼせ症

肉や魚(陽性)と甘いものやお酒(陰性)の両方が好きで、血色のよいタイプ。行動はすばやいが怒りっぽく、ストレスがたまりがち。

向いている食材
玄米、全粒粉パン、葉野菜、豆腐、酢
豆腐ダイエットの詳しい説明

適した食べ方
主食は少なめに。野菜は大きめに切り、酢やだしであっさりと味つけ。塩分は極力ひかえて。

陽性せかせか
ストイックな性格で辛党。
かちかち体型で気が短い

辛い食べ物のとりすぎで、血が濃くなっています。
威勢が良く体型もしまっていますが、神経質でイライラしやすいのが特徴。便秘がちで冷え性。

向いている食材
玄米、うどん、きゅうり・山いもなどの野菜、酢
きゅうりダイエットの詳しい説明

適した食べ方
玄米がゆに、やわらかく蒸すかゆでた野菜を添えて。
水分を多めに。果物などもときどきは可。


カリウムが多い陰性の食べ物はからだを緩める働きがあります。血管や腸管を緩め、からだを冷やします。
一方、ナトリウムが多い陽性の食べ物は、からだを締める働きがあります。血管や腸管を締め、からだを温めます。→からだを温めて痩せる方法

どちらかに偏るのではなく、陰陽が調和した状態にすることによって、からだの秩序が保たれて健康を保つことができます。
人間のからだは食べ物によって作られているので、食べ物に含まれるカリウム(陰)とナトリウム(陽)をうまく使って、からだの陰陽を調整していく必要があります。

それとアルカリ性食品と酸性食品にも注意が必要です。酸性食品はからだに悪く、アルカリ性食品はからだにいいというように言われていますが、アルカリ性食品の中にも陰性のものと陽性のものがあり、酸性食品の中にも陰性のものと陽性のものがあります。

確かに血液を汚す酸性食品に比べれば、浄血作用があるアルカリ性食品のほうがいいイメージがありますが、アルカリ性食品だから何でもいいというわけではないので、注意してください。→アルカリ性食品が痩せる詳しい説明

たとえば、陰性のアルカリ性食品というのは、血を汚すことはないけど、血液の濃度を薄くするため、免疫力や治癒力を低下させたり、スタミナを落としたりする危険性があります。特に女性の場合は、陰性のアルカリ性食品を多く摂ることによって低体温となり、生理痛や生理不順、無月経になってしまいます。→低体温とダイエットの関係

食べ物の陰陽と酸アルカリの関係
酸性食品 陰性
砂糖、未完熟果物、アルコール、タバコ、ジュース類、甘い菓子、水菓子、ほとんどの加工食品(食品添加物)、各種ナッツ類、マーガリン、みりん、ハチミツ、人工甘味料、インスタントコーヒー、ココア、ミルク、片栗粉、牛乳、パン(イースト)、植物油、麦、ウドン、トウモロコシ、ソーメン、パン(酵母)、五葦(ニラ、ニンニク、ネギ、ラッキョウ、ヒル)、甘酒、アスパラ、モリソバ、白米、麦茶、麹、胚芽米


酸性食品 陽性
玄米、ヒエ、アワ、キビ、バター、チーズ、うなぎ、鯉、フナ、マス、あゆ、クラゲ、はまぐり、あさり、かき貝、サザエ、アワビ、たこ、いか、きびなご、さんま、あじ、小エビ、にしん、さけ、たい、いわし、えび、かに、ヒラメ、カレイ、太刀魚、煮干、まぐろ、さば、ぶり、鳥肉、マヨネーズ、牛肉、豚肉、卵、マトン、くじら


アルカリ性 陰性
酢、ゆず、すだち、レモン、コショウ、キノコ類、生姜、ワラビ、ゼンマイ、サンショウ、カラシ、粉ワサビ、きくらげ、緑茶、コーヒー、ナス、ピーマン、トマト、ジャガイモ、豆腐(市販品)、サトイモ、サツマイモ、番茶、ウーロン茶、紅茶、ほうじ茶、大豆、ところ天、キナ粉、カレー粉、豆腐(天然ニガリ)、納豆、コンニャク、カリフラワー、キュウリ、豆もやし、セロリ、レタス、小豆、パセリ、たけのこ、板昆布、キャベツ、昆布、白ゴマ、小松菜、ふき、クロレラ、カブ、カンゾウ、ほうれん草、大根葉、油揚げ、ガンモドキ、たんぽぽ(葉)、ハコベ、わかめ、モチクサ、ヒジキ、白菜、黒コマ、フキノトウ、生うに、クコ、コンフリー、タラノ芽

アルカリ性 陽性
ダイコン、レンコン、カボチャ、人参、ごぼう、朝鮮人参、たんぽぽ(根)、朝鮮人参、自然薯、霊芝、吉野くず、どじょう、なまこ、塩うに、たにし、梅しょう番茶、味噌(天然)、しょう油(天然)、自然塩、梅干、各種黒焼



体にうれしいビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富
動物性タンパク質、糖分の過剰摂取は、生活習慣病や肌のトラブルのもとです。ミネラルや食物繊維が豊富な玄米菜食は、血の流れや内臓の働きをスムーズにし、現代人に不足しがちなビタミンも補います。また、デトックス効果で余分なものが排出されるのでむくみがとれ、肌にも透明感が出てきます。→デトックスのダイエット効果

低カロリー低コレステロール
テンペや豆乳などの活用で、カロリーやコレステロールを抑えた、食べごたえのある献立が可能です。

砂糖を使わず肥満を防止
砂糖の甘みを、穀物や野菜のおだやかな甘みで代用します。糖分の過剰摂取による肥満やイライラを軽くします。

美肌に効くビタミン・ミネラル
玄米、野菜にはビタミン・ミネラルが豊富。
野菜のアクをとらないことで、水溶性ビタミンも余さず摂取できます。


食物繊維でデトックス効果
野菜の食物繊維は腸を活性化し、海藻などに含まれる水溶性食物繊維は、コレステロールや毒素を排出してくれます。→食物繊維とダイエットの関係について

よくかむことの効果
玄米や皮つき野菜を食べるときは、最低50回以上かむのがベターです。過食の防止、脳の活性化にもなります。

体を温める食材で冷え性も改善
体を温める働きがある皮つきの根菜で冷え性を改善してくれます。くるみや黒豆なども、末端の血の流れをよくします。


できるだけ国産、温帯原産のものを選びましょう。また夏野菜は体を冷やし、冬野菜は温めるように旬の野菜は体の調子をととのえ、季節に合った滋養をくれます。栄養も味もベストな野菜の旬を意識して食べてみましょう。


貝われ大根
かぶ
カリフラワー
キャベツ
グリーンピース
クレソン
小松菜
さやいんげん
さやえんどう
新玉ねぎ
スナップえんどう
セロリ
そら豆
大根
たけのこ
長ねぎ
菜の花
にんじん
白菜
春ごぼう
万能ねぎ
ブロッコリー
三つ葉
ルッコラ
れんこん


青じそ
枝豆
おかひじき
かぼちゃ
きゅうり
じゅんさい
しょうが
とうがん
とうもろこし
みょうが
もやし
ラディッシュ
ルッコラ
レタス



えのきだけ
エリンギ
かぼちゃ
菊の花

ごぼう
さといも
しめじ
生しいたけ
まいたけ
山いも
れんこん


カリフラワー
ぎんなん
春菊
大根
チンゲンサイ
長ねぎ
白菜
ブロッコリー
水菜
ゆりね
ゆず
旬の食材を使って痩せるレシピ

玄米プラス、一汁二菜。肉や魚を豆に変えてみる
基本は穀類になります。
食事の半分強を玄米や、全粒粉を使った麺やパンでとります。旬の野菜(無農薬、有機栽培のもの)を副菜にして、豆類、海藻類などを合わせます。→豆類のダイエット効果で痩せる方法

肉や魚、卵や牛乳などの動物性タンパク質は使わないのが原則ですが、テンペなどの豆製品をメニューにとり入れつつ、徐々に減らすという方法もあります。

毎日の食事では豆、野菜、海藻を気軽にとれるみそ汁が活躍。難しく考えず、玄米ごはんにみそ汁・漬け物・煮物といった日本人になじみ深い献立を中心に、素材によってアレンジをプラスしていくのがよいでしょう。→和食で効果的に痩せる方法

何をどれくらい食べればいい?
「主食はたっぷり、おかずは多すぎず適量」が目安。割合は、玄米などの主食が50~60%、副食の野菜が20~30%、豆類や海藻類が5~10%、汁物を添えるとより食べやすくなります。

主食
基本は玄米・ほか雑穀、全粒粉を使ったパンや麺などを使います。


主菜
豆類や豆製品、セイタンなども活用して、野菜と組み合わせます。たまには白身魚などをとり入れても良いでしょう。

副菜1
旬の野菜や海藻、乾物を使ったあえものや炒めもの、汁物など。ささっと作れるものが理想です。

副菜2
漬け物などを一品プラスすれば、栄養的にもよりバランスがよくなります。



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