手 軽 さ 70/100
コ ス ト 90/100
アレンジ30/100
身体負担70/100
知  識30/100
ペ ー ス 50/100
足を揉んで痩せる
足には、流れてきた血液を、また心臓に押し戻す「ポンプ」の役目があります。足と全身の健康や寿命、ダイエットに深い関係があると言われています。美しく痩せたい、健康になりたいと思ったら、化粧品やダイエット食品にお金をかけるより、足を鍛えたほうがずっと効率がいいのです。

シェイプアップしたい部分で多いのがお腹、以下、脚、お尻、腰と下半身に集中しています。太りすぎにならないように心がけているのに、なかなか思うような体のラインが出来ない、もっと足首を細くしたいのに、ふくらはぎにメリハリを持たせたいのに、もう少しヒップアップしたいのになど、人それぞれ意見があります。

ダイエットというとどうしてもカロリーを気にしてしまいますが、その場合はほとんどの人が失敗しているようです。なぜ、失敗してしまうのでしょうか。それは新陳代謝ということを考えていないからです。

人間は生きるために食べて、そこから栄養をとってエネルギーに変えてたり排泄したりしています。
ここで大切なことは血液が栄養や酸素を送り、老廃物を運び出し、各細胞の代謝機能を支えているのです。

いくらカロリー制限をしても、血液の循環が悪ければ体に負担がかかるだけで、一向に痩せないばかりか、かえって太ってしまう可能性もあります。ダイエットしているのに効果が出ないのは、血液の循環が悪いからなのです。

血液の循環をよくするには第2の心臓と言われ、血液を心臓に送り返すポンプの役割を果たしている「足裏」が、重要な関わりを持ってくるのです。


最近、足が太くなってきたり、足首や膝の周りが太くなり、ふくらはぎのメリハリがなくなってしまったということはありませんか?
これらにはいろいろな原因が考えられますが、一番多いケースが血行障害による足の浮腫から来ているものなのです。

浮腫がおこる原因は
①胃腸の障害、特に便秘
②運動不足や歩くことをしないことからくる下半身の筋力の低下
③腎臓や心臓など循環器障害。特に未病(病気になる手前の段階)の状態
④婦人科系、特に子宮筋腫や子宮内膜症
⑤足に合っていない靴による障害


などが代表的で、ほかにも原因はたくさんあります。
原因が1つのことも複合していることもありますが、これらの原因のうち、一番多く、一番おろそかに考えられているのが、実は足に合わない靴による血行障害なのです。


両足の裏のイラストを見てください。左足と体の反射ゾーン相関図右足と体の反射ゾーン相関図

よく見ると足の指先が頭部の反射ゾーンになっています。付け根が目や耳です。中央部に心臓や肝臓、腎臓のゾーンあります。

また、人間の体に2つあるもの、例えば目、耳、腎臓などは、足裏の反射ゾーンも2つあります。

つまり、足の裏を人間の上半身に見立てると、各機能がある場所と反射ゾーンの位置関係はほぼ一致しています。

これらの場所を刺激してあげるとその部位の血行が改善し、活動が活発になります。

便秘
便秘を治す第一歩は、まず規則正しい生活リズムの習慣を身につけることです。毎日決まった時間に、便意がなくともトイレに座ることを続けていると、人間の体はやがてその時間になると便意を覚えるようになってくるものです。
便秘だからといって、お腹の中に何も入れないのでは逆効果で体に悪い影響があります。食事の内容に気を配り、規則正しく食事をとることが大切です。→痩せる食生活に変える方法

揉み方と順序
①左足の大腸と小腸の反射区を揉みます。
②次に右足の大腸と小腸を揉む。
③両足の内側くるぶしの上からふくらはぎの中心部まで(直腸)強く揉む。


肥満
肥満の原因の多くは食べ過ぎや運動不足などにより消費カロリーが少ない状態になっていることです。日ごろの摂食習慣もかなり重要で、食事回数の少ないこと、夜食や間食、ジュース類の飲み過ぎもまた、肥満につながります。→たくさん食べるのを防ぐ方法
規則正しい食生活を実行し、夜9時以降は飲食しないよう心がければ、足裏の効果も早くあらわれるでしょう。

揉み方と順序
①腎臓を強く揉んでから輸尿管、膀胱を揉みます。
②親指と人差し指の間から土踏まずまでの骨に添った一帯(甲状腺の反射区)

ストレス
現代の社会環境ではストレスを溜め込みやすくなっています。ストレスが社会生活を送るに当たって必然的なものだとすれば、いかにそのストレスを軽くさせるかが体の不調を予防することになります。
足裏を行うときは就寝前にやると一層効果的です。なお、生活で楽なものを履くように心がけてください。→ストレスを味方につけて痩せる方法

揉み方と順序
①人差し指と中指の間を下がったところにあるくぼみ一帯(自律神経)
②両足の指先を温かくなるまで揉む。
③両足のかかと(生殖器の反射区)を強く揉む。


浮腫
足の浮腫は足に合わない靴が原因の場合が多いですが、立ち仕事や逆に一日中座りっぱなしのデスクワークなど、仕事によっては足の血行不良が慢性的になってしまいがちです。そのような人は歩くことと体を温めることが大切です。血行不良は運動不足や足の冷えなどが原因になるものです。→からだを温めて痩せる方法

揉み方と順序
①足裏の副腎、腎臓輸尿管、膀胱の反射区を揉む
②両足の土踏まずの内側一帯(脊椎・腰椎)を揉む。
③両足のくるぶしの周囲(内側と外側の両方。内・外リンパ腺)を揉む。
④両足の足首からふくらはぎ全体(直腸)を心臓方向に向かって揉む。



リフレクソロジーとは、日本語に訳すとすれば「足もみ健康法」と理解していただければいいと思います。要は、足をもんだり叩いたりして病気を治す術です。

陰陽五行説によって理論づけられており、東洋医学の源流であり、現代の日本に伝わる鍼・灸・ツボ療法の原点ともいえます。→ツボを押して食欲を抑える方法

足は人間の体を支える土台です。その「土台である足には、全身の健康状態が、反射(リフレクス)したように映っている」という考えを形にしたものが、「リフレクソロジー」です。

たとえば便秘の人の場合、土踏まずを押すととても痛がり、また、左の足首に比べて右足首が太くなっています。こんな場合に、土踏まずをよくもんで右足首を1分ほど左右にクルクル回すと症状が改善するのです。反射帯をもむことで、体の不調を癒すことができるのです。

足に「いいこと」をすれば、全身の臓器の調子もよくなるので、人体の縮図といえます。


なぜリフレクソロジーで治癒が起こるのか?
頭痛、胃もたれ、肩こり、目の疲れ、倦怠感、ダイエット、むくみなど、病院に行くほどではない、ちょっとした不調に特に有効なようです。

なぜ揉むだけで効果があるのかというと、全身の血のめぐりが、よくなることにあります。
東洋医学では、体の循環が滞ったところに病気が発症し、滞りがとれれば、健康体になると考えます。

体の上から下へ血液が流れる場合は、重力も手伝ってスムーズにいくのですが、逆に足から心臓に血液を戻すには、筋肉、静脈、静脈の弁など、足の全ての器官を総動員し、ポンプのようにして血液を押しあげなければいけないので負担がかかります。そのポンプ機能を外側から補助して血液の循環をよくするというのが、足をもみほぐす第一の目的です。

そして副次的に、神経反射帯も刺激されて、リンパ腺を活性化させ ることができるという2つの効能がついてきます。イキイキとした健康な体と、痩せてスリムなボディを手に入れるために、足裏を毎日もんでみましょう。→リンパとダイエットの関係について


最初に足湯などで足全体を温めてから、揉みはじめるのが基本です。湯舟に浸かりながらもむのが手軽で、いいでしょう。

いくら綺麗な脚を作っても、健康でなくてはなんの意味もありません。肥満は食べ過ぎと運動不足から来るケースがほとんどですが、運動不足は結局、足が弱っているからではないでしょうか。

どこからもみはじめるか?それも肝心です。順番によってずいぶん効果が変わるからです。大原則として、必ず心臓から一番遠い「右足」からもみます。

①利尿作用を高める膀胱・腎臓・尿櫛・刑腎の反射帯をもみほぐす。
②親指から小指まで、指全体をもみほぐす。特に、指と指の間はしっかりと。
③足裏全体を、にぎりこぶしで強めに叩く。
④つま先から膝にかけて、足の内側を、もみあげる。
⑤つま先から膝にかけて、足の外側を、もみあげる。
⑥足の甲から膝まで、もみあげる。
⑦気になる反射帯を重点的にもむ。
⑧仕上げに排泄作用をよくする①の反射帯をもう一度もんで終了。


両手の親指に力をこめて押しもむのが基本ですが、青あざができるほど強く押さないように注意しましょう。やわらかい部分には優しく、かたい部分は強く刺激するのが基本です。
気持ちよくて幸せな気分になる程度の強さが、本当に効く押し方なのです。


足は大切ですが、お洒落を優先して足に合わない靴を履くことは体にとって悪影響をもたらします。足に合わない靴が体にもたらすトラブルは、大きく3つに分類できます。

①足に合わない靴で浮腫が起きる
足に合わない靴とは、靴を履いたときに足を圧迫している状態になることです。特に足の指が圧迫されているのが一番多いケースです。歩くという動きは、かかとから着地して重心を前に移動させ、指で蹴って進みます。この動きが正しく反復されないと、しっかり歩くことは出来ません。指が圧迫されていると、自由が利かなくなり、不自然に力が入ることが筋肉の緊張をもたらし、また足を圧迫することで血行障害を起こし、血液循環が悪くなることによって、足がむくんでしまうのです。

②足に合わない靴で脚部の変形(O脚など)が起きる
足に合わない靴を履くと、足の裏でしっかり踏ん張ることが出来ません。それを無理して踏ん張るために、足首、膝関節、股関節、腰などでバランスを取って歩かなくてはいけないので無駄な負担がかかってしまいます。この無意識の動きがいつの間にか骨や関節の変形を起こし、脚部が曲がってしまいます。

③足に合わない靴で未病が起きる
人間の体は血液の循環と神経の伝達で健康を維持しています。足に合わない靴を履いていると足が圧迫され、うまく血液が送られずに血行障害が起きると同時に末端神経の圧迫も起きます。「冷え性」「自律神経失調症」「肩こり」「偏頭痛」「便秘」などは、日常、足が圧迫されてることから起きるケースが非常に多いのです。


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