女性のダイエットが難しい理由がわかれば必ず成功できる
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女性にとっておなかや太もも、お尻、二の腕と探せばきりがないくらいに脂肪がついているのが気になるのではないでしょうか。女性にとってスタイルの美しさは重要な問題でもあるので、脂肪ははっきり言っていらない存在だと思います。
でもその脂肪によってからだが守られていることも忘れてはいけません。
女性の抱えている皮下脂肪は、こども産み、育てるための脂肪という役割があります。妊娠・出産・子育てにはたくさんのエネルギーが必要になりますが、この期間中にエネルギーが不足するようなことになれば問題があるので皮下脂肪として貯蓄しているのです。
でも今の日本で食べ物に困ることはありませんが、食料を調達することのできなかった昔の時代を考えると、母親のエネルギーの枯渇は、その子供の死を意味していました。
どうしても女性が人生を送っていくうえで、皮下脂肪は必要なものなのでいらないとは言えません。さらに現代は飽食の時代になっているので、食べるとすぐに太ってしまうという機能が逆に悩みになっており、ストレスを呼び起こしているのです。→ストレスを味方につけて痩せる方法
内臓脂肪を減らしてくれるエストロゲンが多く分泌される生理後がチャンス!
ちゃんとダイエットを頑張っているつもりなのに、なぜか効果が減量できないという時期があるかもしれません。女性であれば、生理のタイミングが関係している可能性もあります。
エストロゲンとプロゲステロンという2つの女性ホルモン、これがダイエットに大きな影響を与えています。エストロゲンは、赤ちゃんが大きくなるスペースを作るため、内臓脂肪をせっせと減らしてくれますが、プロゲステロンは妊娠・出産に備え、エネルギーを皮下脂肪としてため込む働きがあります。
この2つは生理と生理の間にある排卵を境に、約10日間ずつあるので見極めてダイエットに取り組むと効果的です。「エストロゲン期」は内臓脂肪が消費されやすくなるので、有酸素運動が効果的です。
対する「プロゲステロン期」は食べた分だけため込みやすいので、食べすぎに注意です。そのため、エストロゲン期は右下がり、プロゲステロン期は横ばい(現状維持)を目指すダイエットが理想的なので覚えておきましょう。
女性にとってこの脂肪は人生でどのように付き合っていけばいいのでしょうか。
ただし、同じ女性といっても閉経前の女性と閉経後の女性では、脂肪のつき方が変わってきます。女性に対して失礼な区分の仕方であるとは思いますが閉経前と閉経後の対応をそれぞれ分けて説明をします。
閉経前の女性の場合
閉経前の女性につく脂肪の多くは皮下脂肪ですが、大切な役割があるので落とさないのが一番良いのです。とは言っても美のためには痩せてスリムになりたいと思うでしょうから、減量はスローペースを心がけましょう。食事の摂取カロリーも気にしつつ運動による消費カロリーも増やすようにしましょう。ペースとしては体重の5%程度を3~4か月かけて落とすぐらいのイメージです。
やっかいなことに皮下脂肪はいったんつくとなかなか落ちてくれないのが特徴で、ある程度の期間と覚悟がないと乗り越えられません。意識した食事制限でエネルギーを適量に保ちつつ、運動により消費エネルギーを増やしていく同時進行の方法がおすすめです。
これが辛くてダイエットをあきらめてリバウンドをしてしまう人が圧倒的に多いのですが、説明したようなからだの仕組みを理解していれば簡単ではないと分かるので少々のことなら耐えれるでしょう。
運動についてはウォーキングやジョギング、筋トレやエアロビクスなど自分で継続してできるものならなんでも構いません。運動を非日常としないように生活に取り入れて続けていきながら、ゆっくり時間をかけてダイエットをするようにしましょう。→ウォーキングダイエットの詳しい方法
閉経後の女性の場合
閉経後の女性は、皮下脂肪より内臓脂肪がつきやすくなります。
女性ホルモンの分泌が低下するために、内臓脂肪がたまりやすくなるのです。これは男性の特徴でもあるので、女性には閉経後にメタボリックシンドロームになる人が多く、当然ながら動脈硬化から心筋梗塞などを起こすリスクも高まります。→あなたは大丈夫?メタボリックをチェックしよう
もっとも危険なのは閉経する以前に皮下脂肪をため込んでいて、閉経したら内臓脂肪も増えてたというダブルのパターンです。脂肪過多の状態が閉経後に続くと、乳がんや子宮がんになるリスクが大きく高まると言われているので健康のためにも早期の対策が必要になります。
手順としてはまず落としやすい内臓脂肪を減らして健康面の不安を取り除いたあとで、皮下脂肪を減らしていくというダイエットをあせらずに行いましょう。
摂取カロリーよりも消費カロリーを増やすように心がけつつ、体重の5%程度を3~4か月かけて落としていきます。
内臓脂肪は比較的短時間で減ってくれるはずです。その次はさらに数キログラム減を目標に、皮下脂肪を落としていきましょう。
どんな運動でも継続できれば問題ありませんが、閉経後は骨量が減ってくる女性も少なくないので、ひざや腰などに負担のかからない運動を心がけるようにしましょう。そしてあせらず長い目でダイエットをすることです。→膝と体重の関係
フィットネスクラブでよく見かけるのが、腹筋のマシンとランニングマシンだけを頑張ったら満足して帰っていく女性たちです。
筋トレをすると、成長ホルモンなど脂肪の分解を促すために活用されるホルモンが分泌されます。分解された脂肪は血中に放出され、これをエネルギーにして燃焼させる有酸素運動を行えば、効率的に脂肪を燃焼させることができるというわけです。ですから、フィットネスクラブでは「筋トレ+有酸素運動」と指導されるのですね。→フィットネスクラブで効率的にダイエット
女性に多い腹筋の台で腹筋をして、その後はランニングマシンやエアロバイク、クロストレーナーなどを使って汗をかいて帰る。確かに「筋トレ+有酸素運動」です。でも、これでは効率が悪いのです。このように女性がクラブで行う筋トレの種目は、だいたい決まってしまっています。
おそらく筋トレを熱心にやるとムキムキになってしまうと思うのか、女性は肩や脚などを使うトレーニングをあまりしない傾向にあります。主に体幹部分、腹筋まわりを鍛えて終わりです。
残念ながら、脂肪は筋肉を動かしたところだけどんどん落ちていくというわけではありません。よく、鍛えた場所の脂肪がどんどん筋肉に変化していくようなイメージをされている方もいますが、筋肉と脂肪は全く別の組織です。腹筋を鍛えても、皮下脂肪の下の筋肉が大きくなることはあっても、脂肪が減るかどうかはまた別の話なのです。
むしろ女性は上半身の筋肉が弱い人が多いので、バストまわりや背中を使うトレーニングを取り入れたほうが、代謝を上げたり消費カロリーを上げたりするには有効なのです。→上半身のトレーニング方法
また、下半身が気になる人は、お尻や内ももをピンポイントで使うトレーニングよりも、スクワットのような全身や下半身全体を使うようなトレーニングのほうが、消費カロリーも多くなりますし、体脂肪を分解するホルモンが分泌されやすくなります。→スクワットダイエットの実践方法
女性におすすめのダイエットメニューには、健康的な栄養バランスを考慮しながら、食事の摂取量を減らすことが大切です。以下に、女性におすすめのダイエットメニューをいくつか紹介します。
グリーンサラダ
グリーンサラダは、低カロリーであり、食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富に含まれています。野菜の種類を多様化し、ドレッシングはオリーブオイルやレモン汁などのヘルシーなものを使うことで、健康的なダイエットにぴったりのメニューとなります。
オートミール
オートミールは、低GI値の食品であり、腹持ちが良く、食物繊維やたんぱく質、ビタミンB1などの栄養素が豊富に含まれています。ハチミツやシナモンをトッピングすることで、甘味を出しつつ健康的な朝食になります。
グリルチキン
グリルチキンは、低脂肪であり、たんぱく質が豊富に含まれています。レモンやハーブで味付けすることで、カロリーを抑えながら美味しくいただけます。
野菜スープ
野菜スープは、低カロリーであり、ビタミンやミネラルが豊富に含まれています。野菜の種類を多様化し、スープにすることで、満腹感を得つつカロリーを抑えることができます。
ヨーグルト
ヨーグルトは、低脂肪であり、カルシウムやたんぱく質が豊富に含まれています。フルーツやナッツをトッピングすることで、甘味を出しつつ、健康的なスイーツとして楽しむことができます。
以上が、女性におすすめのダイエットメニューです。食事のバリエーションを豊富にし、適度な運動と併せて実践することで、健康的なダイエットができるでしょう。
女性のなかには、プロテインを飲むと筋肉がモリモリになるのでは?と心配している人がいるかもしれません。プロテインはボディビルダーが飲むもの、というような先入観を持っている人もいるでしょう。しかし、よほどのトレーニングをしない限り、女性が男性ほどたくましい筋肉をつけてしまう心配はありません。日本のトップアスリートは、女性でもプロテインを使っているのが一般的です。
筋肉の増強には、男性ホルモンが関係しています。男性ホルモンは、がっちりとした骨格や筋肉づくり、ヒゲなどの成長を促すホルモンです。対して女性ホルモンは、丸みのある体やつややかな髪・肌などをつくる働きを持っています。女性の場合、男性に比べてこの男性ホルモンが少ないので、もともと男性ほど筋肉は増強しにくいのです。これは、トレーニングの有無に関係なく、一般的な男女の体格を比べてみてもわかると思います。
男性なら、負荷の強いトレーニングを行ない、食事とプロテインでタンパク質を補給すれば、ボディビルダーのような体格を手に入れることは可能です。しかし、女性の場合は「筋肉モリモリになる」というより、筋肉をつけることで基礎代謝が高まり、「ダイエット」や「ボディデザイン」ができると考えたほうが良いでしょう。
こうした目的のためにプロテインを活用している女性は、実は多いのです。筋肉をつけると基礎代謝率がアップして、脂肪がつきにくい体になり、減量にも効果があることはよく知られています。また、大豆タンパクにはイソフラボンが含まれていますので、抗酸化作用など女性にうれしい働きも多く備えています。筋肉をつけたい男性だけでなく、女性にとっても、プロテインを飲むことにはさまざまなメリットがあるのです。
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