手 軽 さ 70/100
コ ス ト 50/100
アレンジ70/100
身体負担90/100
知  識30/100
ペ ー ス 30/100
酵素ダイエットの画像
酵素は人間になくてはならない第9番目の栄養素です。誰でも栄養素といえば、炭水化物、たんぱく質、脂質の三大栄養素を思い浮かべるかもしれません。
この三大栄養素にビタミン、ミネラル、食物繊維を加えたものが六大栄養素。さらに、水とファイトケミカルを加えて八大栄養素となります。→ダイエットと栄養素の関係

人間の体は、およそ100兆個の細胞からできています。この100兆個の細胞は、1個あたり1日100万回の化学反応を起こしています。この化学反応を仲立ちしているのが酵素です。
生物の体内で起こるすべての化学反応は、酵素なしでは行うことができません。

息をすることも、手足を動かすことも、話すことも、食べたものを消化することも、すべて酵素がかかわっています。

酵素の不足は日常的に次のような悪い影響も及ぼします。
・代謝が低下
・やせにくく、太りやすくなる
・老廃物や毒素が溜まり、むくみやすく、血液がドロドロに
・消化に酵素を使ってしまい、疲れやすく、気力がなくなる
・腸内環境の悪化
・便秘や下痢になりやすい、便もオナラもくさい
・毒素が腸に溜まり、肌が荒れる
・免疫力が低下し、かぜや病気にかかりやすくなる


これらは、酵素を摂ることで解消されます。しかし、酵素は一定量しか作れないので、ムダ遣いせず、自前の酵素をなるべく減らさないように温存することと、食物から上手に酵素を摂って補充する2つの方法があります。


まずは、あなたの「酵素力」がどの程度なのか確認しましょう。
あてはまる項目にチェックをしてください。

頭痛がする。頭が重い
めまいがする。耳鳴りがする
よく眠れない。夜中に目が覚めることがある
目が充血する。目のかゆみや腫れが起こる。クマができる
くしゃみ、鼻水、鼻づまりしやすい
せきがよく出る。のどが腫れやすい
舌や歯肉、唇が腫れる。舌が白い
じんましんや発疹が出る。ニキビや肌のかゆみがある
汗をよくかく。寝汗が多い
汗をかかない。寝汗が出ない
動悸がよく起こる。胸の痛みがある
下痢になりやすい。便の形が悪い。お腹が張る
便秘症。便がくさい
おならがくさい
ゲップがよくでる。胸焼けがする
食後にすぐ眠くなる。昼間に眠くなる
関節痛や腰痛、首痛、坐骨神経痛がある
むくみやすい、下肢が冷える
頻尿、尿の出が悪い
集中力があまりない。物忘れが多い
落ち着きがない。イライラして怒りっぽい
慢性的な疲労感がある
脱力感がある。無気力になりやすい
生理不順、生理痛が重い。

チェックがO個
酵素が十分にあり、とても健康。この食生活を保つようにしてください

チェックが1~3個
酵素力は普通レベルです。さらに酵素力を上げる努力をしましょう。

チェックが4~6個
消化酵素が不足しています。ファスティングやレシピで酵素力をつけましょう

チェックが7個以上
消化酵素、代謝酵素ともに大幅に不足。ファスティングやレシピをすぐに実行しましょう。



体内で生み出される酵素は消化酵素と代謝酵素の2種類があります。消化酵素は食べたものを分解する酵素。それ以外はすべて代謝酵素で、生命活動にかかわる働きを担っています。

酵素の種類は、現在わかっているだけでも約2万種類以上あり、今後の研究でもっと増えていくことが予想されています。
なぜ、こんなに多いのかというと、それはひとつの酵素が働ける化学反応は通常1種類のみという酵素の大きな特徴にあります。

鍵と鍵穴のように、あてはまるものしか携わらないのです。たとえば、炭水化物のデンプンを分解するときに活躍するのは、消化酵素のアミラーゼです。しかし、アミラーゼは、たんぱく質や脂肪の分解はできません。

たんぱく質にはプロテアーゼ、脂質にはリパーゼというように、それぞれ専門の消化酵素があるのです。

このように、それぞれの化学反応ごとに酵素があります。つまり、人間の体が行う代謝の数だけ、酵素の種類が必要です。

私たちの体内では、毎日、さまざまな酵素が作られていますが、その量は限られています。

また、酵素を作る能力にも限界があります。20歳をピークに年齢を重ねるごとに減っていき、40歳を超えると急激に減少します。さらに、酵素は一生に作られる量に限りがあります。トータルで一定量しか作れないのです。

酵素の貯蔵量は150年分ぐらいあると考えられていますが、これはあくまでもムダ遣いしなければという前提のもの。

現在の日本人は、酵素を浪費する多くの食べ物に囲まれています。果たして、どのくらいの酵素貯金があるか、疑問です。

体内には、「消化酵素」と「代謝酵素」の2種類があり、この2つの潜在酵素は1日に作られる量が決まっています。この一定量を、消化作業と代謝作業に振り分けています。

食べ過ぎたりして消化に酵素がたくさん使われたり、酵素が含まれていない食事ばかりをとると、必然的に代謝に回すべき酵素が少なくなります。
そうなると本来、代謝酵素がすべき役割である細胞の入れ替え、再生、解毒、排出、エネルギー運動、免疫などが果たせなくなり、さまざまな病気の原因となります。また、解毒や排泄の機能が低下するため、脂肪が体内にどんどん蓄えられていきます。

ダイエットのためには、消化酵素をムダ使いせず、代謝酵素をしっかりと機能させることが大切です。→たくさん食べるのを防ぐ方法

生の野菜やくだものなどから補充することで、消化を助けることにつながり、体内の潜在酵素の浪費を抑えることにつながるのです。また、酵素は夜に作られるため、寝不足も酵素の生産量が減少する一因になりますので、注意してください。→睡眠のダイエット効果

逆に浪費となるのが、ファーストフードや焼き肉などの加熱調即したもの、深夜の食事、スナック菓子や砂糖を大量に使ったスイーツ、喫煙や飲酒など。こうした悪い生活習慣で酵素をムダ遣いした場合は、すぐに潜在酵素という貯金を使い果たし、早く死が訪れることになります。


酵素と腸は一見かかわりのないように思えますが、じつは密接なかかわりを持っています。
腸は、近年「第2の脳」ともいわれ、消化・吸収の司令塔として働いていることがわかっています。

人間にとって重要な腸の中では、4つの現象が起こっています。それが、「発酵」「腐敗」「異常発酵」「酸敗」です。

このなかで、私たちの体に有用なのは発酵のみ。それ以外は不健康に向かいます。腐敗はたんぱく質の過剰摂取によるもの、異常発酵は炭水化物のとりすぎによるもの、酸敗は脂質が腸内で酸化したもの。それぞれ要因は違いますが、どれも腸内で起こるよくない現象です。

こうした現象により、腸内に有害物質が産生され、腸から吸収、血液を汚染して全身に回り、さまざまな生活習慣病や難病、臓器がんに波及していきます。

さらには多くの女性の悩みである便秘をはじめ、代謝の低下、むくみ、肌荒れなども、腸内環境が悪いことが原因で起こります。

腸を健全に守るために必要なものが、食物酵素たっぷりの食材なのです。腸内で有用な発酵という現象を起こすには、善玉菌が多くないといけません。その善玉菌を増やし、腸内環境を整えるのが酵素です。酵素が多ければ、腐敗や異常発酵、酸敗といったよくない現象は起こりません。
腸内環境を整えて痩せる方法

酵素を効率よく摂取し、消化と代謝を正常に
食べ物を消化・吸収し、栄養素を全身へ届ける役割を担うのが腸です。腸が健康でないと、老廃物が体内に蓄積され、代謝の低下を引き起こします。
日々の生活で酵素を増やし腸を活性化させることが、便秘解消だけでなく、代謝を上げて太らない体を手に入れるために不可欠なのです。

ローフードをたくさん食べる
実は酵素は熱に弱く、48度で破壊が始まり、70度でほぼ全滅してしまいます。そこでおすすめなのが。ロー(生の)フード。フルーツや新鮮な野菜、海藻、刺し身などのほか、納豆や味噌などの発酵食品にもたっぷり酵素が含まれています。特に午前中にこれらを積極的に摂ることがおすすめです。→納豆のダイエット効果


植物性食品85:動物性食品15
ローフードとともに意識したいのが、「食事全体の85%は植物性食品を摂取する」こと。肉類や牛乳、魚介類、卵など、の動物性食品が全体の15%を上回ったら、減らしましょう。その分、穀類や豆類、野菜、果物、海藻類などを増やせば、腸が健康へ一歩前進します。→豆類のダイエット効果で痩せる方法


死んだ食品をとらない
「死んだ食品」とは、工場で作られ、化学調味料や食品添加物などを使った加工食品のこと。これらには食物酵素が含まれていません。むしろ、添加物に含有された化学物質を解毒するため、私たちの体内の酵素が大量に消費されてしまうのです。


酢を水で割って飲む
砂糖、塩、しょうゆ、味噌などの調味料も無添加を選びたいもの。特に酢は、クエン酸が体内のエネルギー消費量を高めてくれるので、代謝向上に最適な調味料です。上質でおいしい醸造酢を水で割って飲むことを習慣つけるのもよいでしょう。


肉を食べるなら必ず野菜も一緒に
肉類を腸内で消化・吸収するには、大量の消化酵素を使います。また、食物繊維を含まないため、腸内に溜まりやすく便秘の原因になりやすいのも事実。ただし、肉類は燃焼系ボディの決め手、筋肉を形成するのに欠かせない食材なので、十分な量の野菜と一緒に摂りましょう。そうすれば酵素もたっぷり摂ることができ、消化活動も促進されます。

しょうゆ、みそ、塩は質のいいものを
質のいいものとは、ミネラルが豊富な天然の原料を使い、昔ながらの製造法で作られたもののこと。上質な調味料に含まれる栄養素が腸本来の働きを高め、栄養の吸収力も高めます。添加物を含む調味料は、酵素を浪費させがちなので注意です。



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