手 軽 さ 30/100
コ ス ト 70/100
アレンジ50/100
身体負担90/100
知  識30/100
ペ ー ス 50/100
一見、ダイエットとは関係の無さそうなテーマですが、ダイエットを成功させる為には自律神経を正常に作用するようにコントロールする事が大切です。

自律神経とは?
自律神経とダイエット

自律神経は、人が健康に美しく生きていくための基本システムです。これが不調になることは、すなわち不健康な状態になっているということ。ダイエットの大敵で、肩こりや頭痛、便秘、肌荒れなども引き起こすのです。

現代では、不規則な食生活や睡眠、ストレスや笑顔のない生活などが原因で、自律神経のバランスが崩れがち。すると、代謝が悪くなり血流が滞ることで腸の動きも乱れてしまうといったトラブルが起きやすくなり、結果的に痩せない体になります。

自律神経には活動時に優位になる交感神経と、リラックス時に優位になる副交感神経があり、ふたつのバランスを整えることがダイエットのカギなのです。自律神経を整えるキーワードは、低下しがちな副交感神経の向上と腸内環境を整えることにあります。

交感神経
主に運動や仕事で活動中に、脂肪を分解し、エネルギーとして消費する働きがあります。

副交感神経
睡眠時やリラックスしたり楽しく笑っている時に、栄養を吸収し、蓄積する働きがあります。

1990年に神戸で開催された国際肥満学会で、アメリカのブレイ教授により「 肥満者の大多数は交感神経の働きが低下 している」と言う意味を英文で表した時の頭文字をとった「モナリザ症候群(Most obesity known are low in sympatheti c activity)」が発表されました。

ストレスや夜型の生活などで体は常に活動モードでいることが多く、副交感神経の働きが低下しているのが現代人の特徴で、合わせて働きが弱っているのが、消化・吸収を担う腸です。

腸はよい血液を生み出す工場の役目を果たします。代謝ボディを手に入れるには、自律神経と腸、このふたつの働きを高めることが欠かせないのです。
腸内環境を整えてダイエットする方法


しかし現代の私たちの生活はストレスや運動不足で自律神経のバランスが乱れやすくなり、日中も交感神経の働きが鈍く、エネルギーを消費しにくくなったりしています。

特に過剰なストレスは、自律神経の働きを乱して食欲中枢神経も乱してしまいます。 それは満腹の判断も出来ずに、ついつい食べ過ぎてしまうことにつながります。
ストレスとダイエット

自律神経は、活動的に働くための交感神経と、リラックスするときの副交感神経の2つから成り立っていますが、脂肪を分解、燃焼するという一連のプログラムを司っているのは交感神経です。

ところが現代人は過剰なストレス、昼夜逆転の生活、エアコン漬けの日々などで自律神経のバランスが崩れがちになっています。

交感神経の働きが悪いと、脂肪を分解、燃焼することができず、結果として太ることになってしまいます。これをモナリザ症候群と呼んでいます。打破するためには規則正しい生活をすることが望ましいです。
規則正しい食事習慣を身につける方法


昼は交感神経が活発に働いて体脂肪の燃焼も期待したい所ですが、事務などの仕事で同じ姿勢のまま長時間仕事している事が多い場合には、脳にストレスが溜まり、自律神経の調整が上手くいかなくなります。

そうすると代謝が落ちやすく、体脂肪や老廃物を溜め込みやすい体質となり、だるくなったり、むくんだりしてきます。そういう時は手や足の末端をマッサージしたり、軽い運動などをして刺激してください、脳の働きが活性化されて交感神経も活発になります。

夜は交感神経が優位になったままの場合があります。そのまま寝てしまうと翌日に疲れが残り自律神経の正常なリズムを乱す原因にもなります。





自律神経のバランスが崩れた時の症状

自律神経失調症の症状としては、具合が悪くなったり体の一部が痛くなったり精神的に落ち込んだりといった、病院の内科で見てもらっても異常が見当たらないような症状です。


自律神経失調症の症状

部位 症状
頭痛、頭重感
耳鳴り、耳の閉塞感
口の乾き、口中の痛み、味覚異常
疲れ目、なみだ目、目が開かない、目の乾き
のど のどの異物感、のどの圧迫感、のどのイガイガ感、のどがつまる
心臓・血管系 動悸、胸部圧迫感、めまい、立ちくらみ、 のぼせ、冷え、血圧の変動
呼吸器 息苦しい、息がつまる、息ができない、酸欠感、息切れ
消化器 食道のつかえ、異物感、吐き気、腹部膨満感、下腹部の張り、腹鳴、胃の不快感、便 秘、下痢、ガスがたまる
手のしびれ、手の痛み、手の冷え
足のしびれ、足のひえ、足の痛み、足がふらつく
皮膚 多汗、汗が出ない、冷や汗、皮膚の乾燥、 皮膚のかゆみ
泌尿器 頻尿、尿が出にくい、残尿管 生殖器 インポテンツ、早漏、射精不能、生理不順、外陰部のかゆみ
筋肉 肩こり、筋肉の痛み、関節のいたみ、関節のだるさ、力が入らない
全身症状 倦怠感、疲れやすい、めまい、微熱、フラフラする、ほてり、食欲がない、眠れな い、すぐ目が覚める、起きるのがつらい
精神症状 不安になる、恐怖心におそわれる、イライラする、落ち込む、怒りっぽくなる、集中力がない、やる気がでない、ささいなことが気になる、記憶力や注意力が低下する、すぐ悲しくなる

自律神経を調整していく事で、自然治癒力・免疫力などが強化されて健康体になって行き、太りにくくて痩せやすい体質になって行く事が期待できます。
この2つのバランスを正常に保つ事、そして日中に交感神経を効率的に働かせる事が重要になります。



①呼吸は全身のめぐりを活性化する
ストレスや加齢で、副交感神経の働きは低下する一方。ゆっくりと深い呼吸は、低下した副交感神経の働きを上げます。呼吸により、縮んでいた血管が緩み全身に血液が流れるようになるのです。 ポイントは1:2 の呼吸で吐くことを意識することで、副交感神経の働きが高まります

②良質な睡眠が体を整える
深い眠りは副交感神経を活性化し、腸の動きを活発にしてくれます。寝ている間に私たちの体は代謝をし、太りにくい体へと近づきます。質のいい睡眠を取るためには、スムーズに副交感神経を高めることが大切で、活動すべき昼間にしっかり動き、体を休めるべき夜にきちんと休む習慣を。→参考:睡眠ダイエット(サイト内)

③ストイックすぎるダイエットは自律神経が乱れリバウンドする
あれもダメ、これもダメとストイックすぎる生活はストレスを招き、自律神経のバランスが乱れ、腸内環境も悪化する原因になります。

④規則正しく食べる
自律神経が何より嫌うことは、リズムが乱れること。ダイエットのために食事を抜くのは逆効果で、食事の回数が少ないということは、腸への刺激も少なく動きを悪くします。1日3食摂り、腸に規則的な刺激を与えなければせっかくの栄養素も吸収されません

⑤食後の3時間を意識することで腸の自律神経を整える
腸が食べ物を吸収するまでの食後の約3時間は腸のゴールデンタイムなので、消化・吸収するためには副交感神経を上げることが大切。この時間をリラックスして過ごすことが太らない秘訣です。

⑥お風呂は自律神経の切替に欠かせない
活動時に優位になる交感神経と、リラックス時に優位に働く副交感神経のバランスを整えるのが自律神経ダイエットの鍵です。心と体を回復するのに最適なのがお風呂です。夜はリラックスするための半身浴、朝は気分と体を目覚めさせるシャワー。上手に使い分けることが大切です。→参考:入浴ダイエット(サイト内)

⑦朝ヨガをする
ジョギングなど息の上がる運動は交感神経を急激に上げてしまうので朝は避けるべきですが、逆にゆっくりとした深い呼吸を必要とするヨガは、朝向きのエクササイズです。朝行うことで心に余裕が生まれ、その余裕が自律神経のバランスを整える……というように、いい状態で1日をスタートできます。朝に自律神経をよい状態にしておけば、その後も長時間持続する傾向があるので、午前中の仕事効率もアップします。→参考:ヨガとピラティス(サイト内)


⑧コーヒーや紅茶を飲んで、リラックス
コーヒーや紅茶に含まれるカフェインには、交感神経の働きを活性化して眠気を取ったり、ストレスを解消したり、落ち込んだ気持ちをほぐす効果があります。ただし、夜遅くにカフェインを取りすぎると、交感神経が高くなりすぎて自律神経のバランスが乱れるので注意が必要です。→参考:コーヒーダイエット(サイト内)

⑨好きな香りで体内のリズムを整える
好きな香りをかぐことで得られるリラックス感は、血管を緩ませ低下している副交感神経を上げてくれます。寝る前や入浴時など、リラックスしたい時にアロマやハーブティーなどを利用して、好きな香りを楽しむと、体のサイクルが整います。→参考:香りダイエット(サイト内)

⑩腸は血液の工場、腸内環境を整えれば代謝が上がる
腸内環境が悪くなると、体外に排出できなかった食べ物のカスも血流に乗って全身に運ばれてしまいます。毒素で汚れたドロドロの血液は分子が大きいため細胞には入らず、皮下指肪と内臓指肪に蓄積されます。


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