ダイエット方法は人によって違うけど痩せるため必要な基礎知識
ダイエットとは本来、太っている人が食事療法や運動によって体重を落とすことのみを指すのではなく、痩せすぎの人が食事療法により食べる量を増やして、太ることで適正体重に戻す食事療法も「ダイエット」と言います。
しかし、食事の欧米化に伴い圧倒的に前者のケースの方が多いため、現実的には「減量」を意味する言葉になっています。
ダイエットについて。現在はお金を払えばいくらでも美味しい食べ物が手に入る空前の飽食時代へと突入しています。ダイエットを全く経験したことがないという人は、かなり少数派なのではないでしょうか?
誰から見ても痩せる必要のないようなスリムな人でも、ほんのちょっとした体のコンプレックスからダイエットを続けていたりすることもあるようです。
特にテレビや雑誌には、毎日と言っていいほどダイエットに関する番組や記事が特集されていますから、ダイエットに対する関心の高さがうかがえることでしょう。
以前まではダイエット=若い女性というイメージがありましたが、最近の流行として20代・30代のみならず、それ以上の年齢層に向けであったり、男性のスポーツジムブームにあるようにダイエット熱も高まりつつあります。
ダイエットは世代を越えた共通の関心事であるということができそうです。ダイエットは見た目を意識するとともに、生活習慣病などを予防するという観点からも健康を意識して取り組んでいる人が多いようです。
日本をはじめ先進国においては肥満に悩む人、ダイエットに興味を持つ人が多く存在します。雑誌やテレビ等のマスメディアやネットで様々なダイエット法が紹介されていますが、その多くがあまりにも間違いだらけで危険だという事をご存知でしょうか?
一つ面白いデータを紹介します。
米国で行われた太った男性の食事量に関するアンケート調査で、たくさん食べている大食漢は肥満者全体の約3割にすぎませんでした。たくさん食べていそうなイメージがありますが…
残りの肥満者の食事量(摂取エネルギー)はふつうの人たちと同等かそれ以下だったのです。太った人の3人に2人は、たくさん食べていないのに太っているというわけです。
なぜと思いますが、この背景には日頃の運動不足が深くかかわっていると考えられます。このような人たちが痩せるためには食事を減らすことよりも、活動量を増やすことが痩せるきっかけとなります。つまりその人によって痩せるダイエット方法は変わってきます。
例えば、短期間で劇的な効果を期待させるような危険なダイエット法を勧めていたり、ダイエットサプリメントを服用し、1ヶ月間に5kg〜6kgも痩せようと試みたり、自身の基礎代謝エネルギーを下回るようなカロリーしか摂らない食品などがあります。
そのようなダイエットはリバウンドを繰り返し、以前より太りやすい体質を作ってしまう事になるのです。最悪のケースでは健康障害を引き起こし、生命の危険にさらされる事もあります。
第2章でも紹介しますが、食事制限、カロリーコントロール、運動…ダイエットの方法はいろいろあるけど、その前に自分の適正体重は知ってますか?ダイエットを始める前に、適正体重と、それに見合ったやせるペースについて知る必要があります。適正体重というのは健康で長生きするためにベストとされる体重のこと。BMIによって簡単に調べることができます。
ペースはとても重要な要素で、早く痩せたい気持ちが先行してしまって急激に体重を減らす人もいます。1週間に5~6kg痩せたという文字や話はたくさんそこらへんにあふれていますが、確かに聞いた人はうらやましいと思うでしょう!私も早く痩せたいと幾度も思いました。
その話は本当かもしれませんが、無茶なダイエットは健康面の不安やリバウンドの可能性を考えると、おススメしません!反動は確実にあります。私もリバウンドの怖さを思いしらされました。
実際に私の成功したダイエット法では2年で30kg痩せることができ、1ヵ月平均で1kgちょっとのペースでした。人間が一ヶ月で落としていいのは、
体重の5%までと言われています。過激なダイエット、カロリーコントロールは絶対にやってはいけないタブーです。
→ダイエットルールについて
基本の最後はダイエットだけではなく、日常生活においても基本である「規則正しい生活」です。
規則正しい生活を送っていますか?
きっとほとんどの人が「いいえ」と答えるのではないでしょうか…
それもそのハズで今の社会環境ではストレスが溜まりっぱなしで厳しいと思います。朝は時間がないので朝食は食べなかったり、夜は残業で食事が遅くなったり、色々な理由はあると思いますが、可能な限り規則正しい生活に努めましょう!
ダイエットの敵はストレスなので、特に睡眠時間は6時間半~7時間半は確保したいところ!寝る事で疲労感を取り除き、日中を活動的に過ごすことができます。また睡眠中に睡眠副交感神経が働き、成長ホルモンを分泌し基礎代謝があがるのです。
以上がキホンのダイエット3原則です!
ある程度の目標はできましたか?
これらは絶対に実行して欲しい要素です。
少しずつ気持ちもダイエッターになりつつあるところだと思います。
これから紹介するのはダイエット方法です。
私の成功したダイエット方法もお節介かもしれませんが紹介しますが、他の人に合ったダイエット方法というものが自分にも合うというわけではありません。年齢、性別、体型によって適したダイエット方法というものがあります。ダイエットを始めるためには、まず自分に合ったダイエット方法をきちんと選んでいくことから始めていきましょう。→性格別ダイエット適正診断ページへ
食事編:カロリーと肥満は無関係
運動によるダイエットは非常に効果的で、健康的なので実行する価値はあると思います。軽めのものからハードなものまで紹介していますので、こちらもご覧下さい。
運動編:運動ランキングトップ10
第2章:自然なダイエット方法
- 痩せるリズムをつかんで生活習慣を改善する4つの方法とは
- 基礎代謝は消費カロリーの7割を占めるので痩せるために大切
- ストレスで太ってしまう人とストレスで痩せていく人の違い
- 自律神経バランスの乱れがダイエットに影響