手 軽 さ 50/100
コ ス ト 90/100
アレンジ30/100
身体負担10/100
知  識10/100
ペ ー ス 50/100
プチ断食・ファスティングとは
断食ダイエット画像
最近、プチ断食ダイエットが話題になってきて、断食への理解が少しずつ広がってきました。

断食と絶食という言葉がありますが、どちらも一定の期間、いっさい食事をしないという意味の言葉で、断食は修行や宗教行事として行なわれるもの、絶食は医療として行なうものという使い分けが一般的になされているようです。最近は、おしゃれに「ファスティング」という言葉も使われています。ファストは断食のことです。

完全な絶食ではなくスープやジュースだけをとる、ホテルの「週末プチ断食」コースも人気だといいます。効果についてももちろん一定期間食べないわけですから、当然痩せます。

余計な体脂肪はなんのためにあるのでしょうか?基本的にはエネルギーの備蓄のためです。しかし、人間は体脂肪以外にも肝臓や筋肉にグリコーケンとしてエネルギーを貯蔵しており、栄養が不足すればこちらの方を優先的に使います。

ですから、余計な体脂肪を減らすためには、いったんそのようなグリコーケンなどを使い切ることが必要となります。

そして体脂肪が燃焼する(減っていく)のは肝臓に蓄えた栄養も、筋肉中の栄養も、血液中の栄養もすべて使い切ってからです。この状態に自分のカラダを意識的に追い込んでいく方法として知られるのが断食(絶食)なのです。

プチ断食を始めると体重と中性脂肪が減少していきますが、そんななか、血液中のある物質が大幅に増加していました。その物質こそプチ断食のカギとなる「ケトン体」です。

長時間空腹が続くと、脳のエネルギー源となる糖質が不足します。そんなとき、私たちの体は脂肪を分解して、糖に代わるエネルギー源、ケトン体を生み出すのです。脂肪が消費されるので、プチ断食のうれしい効果といえます。

多くの宗教で断食を行うのは、断食が精神修養に大きな効果を発揮するからです。実際に、断食をすると免疫機能が強化されたり、脳の栄養が糖から脂肪由来のケトン体になることでストレスに強くなったり、ある種のリラックス感を得たりすることがあります。→ケトン体とダイエットの詳しい説明

断食をすすめる医師の多くは、現代人は毎日毎日必要もないのに3度以上の食事をすることによって、かえって健康を損ねているとも言います。

ただし、長期の断食をすると、体脂肪でもエネルギーの供給が間に合わなくなり、体内のタンパク質、すなわち筋肉そのものがエネルギーとして使われてしまい筋肉が減ってしまうので、3日以上の本断食は容易に行ってはならないことは注意が必要です。効果的にダイエットができるプチ断食がおすすめです。→ダイエット中に発生するケトン臭について



プチ断食ダイエットを行う日数は3日ぐらいまでとして、いきなり3日間飲まず食わずで生活するわけではありません。

断食とは、もともと体重を減らすという目的よりも、体調を整えるという目的があり、本格的な断食になると 素人がやるのは危険なため、専門の施設で集団で行ったりします。

プチ断食ダイエットは 無理なく効果的に行えるので、自宅で1人でもできるダイエットになります。

断食で体調を整える…というのはなかなか理解が難しいかもしれませんが、断食することによって、食べ物を消化したりすると言った余計なエネルギーを使わなくなるので、体の水分や血液がスムーズに循環するよう体中のお掃除を行い、その結果、脂肪を燃えやすくしてくれるのです。

断食でダイエットってもはや究極系では?と思うかもしれませんが、決してそんなことはありません。

断食ダイエットをしようと思っても、ひたすら何も食べないダイエットなんてことは、精神的にも肉体的にもきついのはあります。

ちょっと厳しいかなぁと思う方は食事の置き換えダイエットからはじめて、慣れてきたら断食ダイエットに挑戦するのもいいでしょう。断食(だんじき)は食事をしない事によって、内臓を休ませ、体にたまっている毒素をデトックス(体外に出)して、体の細胞1つ1つを活性化させる事です。→置き換えダイエットの実践方法

最大の目的は解毒(デトックス) です。私達の体内は、消化しきれない食品添加物や悪い細胞の残りカスでいっぱいです。

断食は、ドイツやアメリカなどの医療先進国では何十年も前から医療行為として用いられ、体の自己免疫力や抵抗力を高め、病気を自己治癒する方法として、広く認知されています。
このような絶食療法は海外ではすでに取り入れられていますが、日本では断食といえばまだ修行という印象のほうが強いことでダイエットには取り入れられにくいです。

お腹が空いたら何かを食べるのが当たり前な現代人にとって「食べない」という選択はとても敬遠されます。

でも、体の調子が悪くなるのが体に毒が溜まっているせいだとしたら、それを解毒するためには最適な方法だと考えます。→デトックスのダイエット効果


ダイエットにおいても断食は、とても有効な手段であり、当然食べないわけですから体重は落ちます。
何より大切なのは、体の生理的反応と精神面だと考えます。

生理的反応とは、普段のお腹が空いたら食べなければいけないという感覚の改善です。お腹が空くという感覚は、血糖値が下がってきた時に血糖値を上げたいという生理現象なのですが、普段私達は血糖値が下がると、外から食べ物を摂取することで血糖値を上げようとします。

これを繰り返していると、単純に自分の体のエネルギーを燃やして血糖値を上げようとする作業をサボってしまうことになります。
つまり、自分自身での血糖値のコントロールを整える方法として、普段食べたいと思ってしまうところで我慢して食べないということを続けていると、自然に自分の体内の脂肪等を燃やして血糖値を上げられるようになってきます。

その状態に慣れてくると、今までなかった生理現象が起こるわけですから、血糖値を下がりにくくすることができるようになるのです。
こうなることで、お腹が空きにくくなるということにもなり、食べすぎを防ぐことや「食べない」という選択ができるようにもなります。→血糖値とダイエットの関係について

断食はだいたい3~6日間程度で行うものです。たったの数日ですが、皆さんは今までの人生で何も食べないで数日間を過ごしたことはあるでしょうか?恐らくほとんどの人がないと思います。

実はこれがポイントで、数日間何も食べなかったという経験は精神的にもとても達成感を味わえることなのです。
以上のように断食を行うことによる解毒効果や、体の生理面、精神面等の改善によって、体脂肪を燃やすためのスイッチが入り、断食後もリバウンドをせずに緩やかに体脂肪を燃やしながら体重を落としていくことも可能になります。


断食の方法にも、半日のプチ断食から3日以上の本断食までいろいろあります。まず期間でやせるダイエット法が断食ダイエットです。断食はダイエットの方法としては知識が必要になってきます。

最悪だと便秘になったり、筋肉も1日あたり75gずつ崩壊されてしまうからです。そしてダイエッターにとって一番警戒しているリバウンドの危険性を最も多く含みます。その危険性とは「ホメオスタシス」から来るもの。 →体内のリズムに合わせて痩せる方法

人間はある一定期間栄養を補給しないと、体が少しの栄養素も逃すまいと、ものすごい栄養吸収力を発揮します。『ちょっと食べても太る』のは、そのせいです。 サプリメント等で栄養素のみをとりながら、断食するのが正解と言えます!なのでプチ断食をおすすめしています。


プチ断食を3日間と想定して実施する
例えば、土日が休みの人などは、金曜日に準備に入り、土曜日に断食、そして日曜日に復帰というパターンで行えば、毎週実行することも可能です。

1日目:予備断食
たとえ短期間とはいっても、急にお腹の中を空にしては、消化液の影響で胃を傷つけたり、ムカツキを覚えたりすることがあります。スムーズに本断食を実行するための準備として、
・昼食は腹八分まで。
・夕食は普段の半分の量で、寝る3時間以上前にすませる。
・普段より水分を多めに摂る(これは寝る前でもかまいません)。
・お酒は飲まない。

2日目:本断食
血糖値や血圧が一時的に下がることかありますので、激しい運動はさけて、散歩や読書をして過ごしましょう。もちろん水以外は何も口にしてはいけません。そして、水は意識して多めに飲むように。普段は食事のたびごとなどに何気なく摂っている水分補給もないために、脱水しやすいからです。

3日目:復帰
断食において最も重要な時期はこの復帰です。
1日目から30時間以上内臓は休止しています。健康上のリスクを避けるためにも、ダイエットの効果を高めるためにも、はやる気持ちを抑え、朝食は一杯のお粥をできるだけゆっくり、よく噛んで食べてください。

断食によって味覚、嗅覚、視覚などが研ぎ澄まされていますので、一粒の梅干で食べる一杯のお粥に、信じられないほどの感動を覚えるに違いありません。昼食、夕食も食べたい気持ちを抑えて普段の半分くらいにしてください。ここでガツガツ食べてしまうと、せっかく行った断食が水の泡になってしまいますので、くれぐれも暴食しないようにしましょう!→お粥ダイエットの方法


断食といっても本格的なものではなくて、飲み物を摂る方法や野菜など生のものを摂るだけの方法も効果的です。これはほんとに初心者向けで、ちゃんと食べながら断食の効果を得ることができる。飲み物だけダイエットを成功させるやり方は「気をそらす」がポイントです。

1日に摂取していい飲み物は水、お茶、豆乳などで味のある豆乳やお茶などは500mlまでと厳しい制限が付けられています。さすがにそれだけだとつらく継続できないので、新鮮な野菜をミキサーで混ぜるスムージーなどを飲み物だけダイエットに取りいれる方もいるそうです。→スムージーダイエット実践方法

ジュースによる断食は、低温殺菌されたものや、ボトルや紙パックに入っているものはではなくて、ミキサーなどを使った絞りたてのジュースしか飲まない方法や最近流行のスムージーはおすすめです。

フルーツジュースでも、野菜ジュースでも、酵素は体の掃除にとっても役立ちます。それから、スープとジュースだけの断食もあります。ジュースやスープのアルカリ性が、体から出る毒素を中和してくれるんです。

飲み物だけでダイエットするのは長期間には向きません。あくまでも短期間で行なうダイエットに向いています。栄養は不足するので、体調不良になることもありますので、注意が必要です。



プチ断食について、普通のカロリー制限に比べると、減量効果があきらかに高いとする調査結果が得られています。

その理由は、体内に蓄積されたグリコーゲンにあるようです。つまりグリコーゲンは、いざというときのエネルギー源で、普段は筋肉や肝臓に蓄えられていて、規則正しく食事をしているかぎり、あまり消費されることはありません。

しかし断食を始めてから12時間ほどすると、グリコーゲンが使われるようになり、その不足分を補うため脂肪が動員され、結果的に体脂肪が少し減少する、ということです。

体内に溜め込まれていた不要や栄養分や毒素を体外に排出するデトックス効果を期待できます。 また、断食ダイエットで食習慣を見直せ、食事をリセットできる利点があります。食事を断つことで体がリフレッシュされるだけでなく、過食傾向も見直され、食習慣そのものが改められることになり、ダイエットに効果がでてきます。

ただし注意すべき点があるわけですが、断食状態が続いた体はエネルギー不足状態を何とかしようとするため、例えば普段の3食ちゃんと食べているときなら70%を吸収していましたが、断食明けの食事からは100%吸収しようとします。これでは逆にエネルギーを体内に蓄積しやすくなり、断食を終えたあとに過食してしまうという原理です。

人によっては断食中に、頭痛や衰弱や吐き気、筋肉のけいれん、腹痛、発汗、舌の腫れ、口臭、全身の痛み、発熱、新野なんかを経験することもあります。こういう症状は、食べ物をとらないせいじゃなくて、断食に伴う副作用なので、断食をして2、3日すれば、体は自己消化を始め、実際に体内の細胞を消化し始めますが、あまりにひどい場合は医師に相談してください。

もともと体には、異常細胞、損傷を受けた細胞、古い細胞、死んだ細胞、過剰な細胞や組織を選んで分解する能力があります。体が体内の毒物や毒素や悪い細胞を実際に消化して排除しているために具合が悪くなるようにできています。いわゆる毒出しで、デトックスです。ほんとはいいことで、これまで隠れていた問題を、体がやっと対処できるようになったということ。

また断食中、消化酵素は普段の働きをしなくてすみます。その代わりに体を浄化し、若返らせてくれます。この若返りのプロセスで、新しい細胞も生まれれて最終的には、嗅覚、視覚、聴覚、味覚のすべてが鋭くなるのよ。体も心も感情面でも軽やかな感覚を味わえる。断食はダイエット以外にもいろんな中毒に効果バツグンです。

断食後の回復食の摂り方に失敗すると、逆に体質が悪化してしまい、リバウンドも引き起こしてしまいます。せっかく心身をリフレッシュさせて健康になったにもかかわらず、断食後の食事に注意を払わないでいると逆のマイナス効果となってしまいます。

断食を取り入れるのなら専門医や指導する人の助言を受けながら行うのがベストといえます。

最近ではホテルや道場、寺院などで2泊3日行われる週末断食プランというものも存在しているようです!

医学・栄養学に基づいたプランで個人に合わせて健康管理や今後の食生活について相談や断食後のリバウンドを回避するためのアドバイスもしてくれます。断食以外にも酸素カプセルやフィットネスなどの施設を使えるところもあるので、気分転換もできて毒素も排出できるのでおすすめです!→酸素カプセルで痩せる効果

ホテルが「週末断食プラン」宿泊パックを売り出したりと、流行に拍車がかかっています。価格も2万円ぐらいからあるようなので、不安な方は断食ホテルを試してみましょう!

ただし海外でプチ断食という言葉はあまり使われておらず、「断続的ダイエット」「5.2ダイエット」などといわれています。5.2とは、週のうち5日間は好きなだけ食べ、2日間を断食にあてるという意味です。



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