ダイエット臭(ケトン臭)を防ぐために効果的な4つの予防法
目次
ダイエット臭と一般的に言われるものは、医療用語で「ケトン臭」と呼ばれています。
やはり「臭」と付くだけあってにおいが臭いのでしょうか?
結論から言うと、臭いです。本人は自分の臭いなので気づきにくいですが、周りは「臭い」と感じます。外国人にも多い傾向にあり、日本人にはあまり馴染みがないので聞いたことがない人も多いでしょう。
日本人ではどちらかといえば女性に多く、無理な食事制限+運動しないというダイエットが発生原因です。
ダイエット臭は、極端に炭水化物を減らして脳のエネルギーが不十分になって、炭水化物の替わりに使う蛋白質も無いとき、脳のエネルギーをケトン体に切り替えざるを得なくなって、そのケトン体が臭うから発生します。
→ケトン体を徹底分析しました
脂肪を分解した際、ケトン体という物質が産生され、ケトン体が多いほどダイエット臭は強くなります。つまり、急激に脂肪を落とすダイエットを行うとそれだけ多量のケトン体も作られてしまうということです。
特に炭水化物の摂取量を減らせば、体内でケトン体ができやすく、その影響でケトン臭が発生します。これが俗に言う「ダイエット臭」の正体です。外国人に多いのは、日本人よりも炭水化物の摂取が少ないからでもあります。
身体に負担がかかるような無理な減量で基礎代謝を低下させてしまうダイエットをすると果物が腐ったような酸っぱい体臭がでてきてしまいます。基礎代謝が低下すると、本来燃焼されるはずの臭いを発生する脂肪酸が燃焼されず、クサい物質が燃えずに溜まっていくので、汗や皮脂と一緒にすっぱい腐敗臭が体外へ排出されてしまうんです。
このダイエット臭は、想像以上のニオイで、せっかく手に入れたスリムボディも台無しにしてしまうほど強烈です。 しかもケトン体は脂肪分解の際、必ず作られる物質です。ですので、ダイエットをゆっくりペースで行うなら良いですが、過激なダイエットは体にも負担ですし、体臭はきつくなるし良いことありません。
人間はエネルギー源として糖質・脂質の順番で消費します。糖質、つまりご飯等を極端に制限するとエネルギー確保の為脂質の分解が促進されます。
これを利用したダイエット方法が「低炭水化物ダイエット」です。低炭水化物ダイエットは、推進者が絶対に口にできない闇の部分が存在します。
脂質は糖質に比べてエネルギー分解に時間がかかり、極端な食事制限を行うと、必ず体がガス欠になる時間帯が発生します。 こうなると糖分しかエネルギーにできない脳は、自分が飢餓状態にあると錯覚し、タンパク質・・・つまり筋肉を分解し始めます。途上国の子供たちで、よくお腹はぽっこり膨らんでいるのに手足はガリガリの映像が流れますが、アレが始まっているのです。
このタンパク質分解の副産物として「ケトン体」が生成されます。
ケトン体は酸性で、独特のアンモニア臭のような匂いがあります。
肝臓ではこのケトン体を処理できないので、血中にあふれ、皮膚や肺から湧出、これが体臭の素になります。
また、強い酸性を持つケトン体が体にあふれる事をケトアシドーシスと言いますが、こうなると泌尿器に大ダメージが加わり、尿結石のリスクが高まります。
尿結石は、人間が感じる中で最大の激痛を伴うと言われます。
ケトスティック試験紙でケトンモードかどうかがテストできます。
ケトンモードは体内で脂肪の燃焼がさかんに燃えている証拠ですが、運動で脂肪が燃えた証拠ではありません。
ケトンモードは身体が飢餓であることを示すものです。
身体は飢餓になると代謝を落すので痩せにくくなります。 したがって、ダイエットはケトンモードにならない範囲で食べる量を減らします。 ケトンモードになったら、ダイエットは健康なダイエットとは呼べません。
妊婦、または激しい運動をすると、ケトスティック試験紙に反応がでることがあります。 したがって、汗にケトン臭があれば、脂肪が燃えた証拠と考えることもできないわけではありません。
しかし、バランスの良い食事をしている人がマラソンレースに出てもケトン臭がでることはありませんから、運動で脂肪が燃えた証拠と考えるよりも、身体が飢餓モードにある証拠と考える方が妥当です。
ケトンモードでは、まともに考えたり活発に動いたり出来る状態などではありません。体温低下により体の抵抗力も大幅に下がっていますので、普段かからないような風邪にも簡単にかかります。
こんな状態で、インフルエンザのような強いウイルスに犯されたら、即入院でしょう。
もし、こんな状態を長く続けたら、いずれ将来取り返しの付かないような、ホルモン異常や低血糖症などといった重病にかかる可能性が跳ね上がります。
ちなみにケトンモードに入ると、ケトン臭というすっぱい臭いが体臭として現れます。中国で起きた四川大震災などでも利用された器械なのですが、埋もれている人を探し出す検知器は、このケトン臭を探知するものだったそうです。
そんな危険なダイエット臭を防ぐには?
予防と消臭方法について
今すぐできるダイエット臭対策としては、口臭サプリメントなどでニオイを抑えるというのが有効です。
最近人気のバラの香りがするローズサプリメントは、口臭・体臭予防のフレグランスとしてだけでなく、心身のバランスの不調和を整えたり、無理をしたダイエットでダメージを受けた肌やお腹の調子も整えてくれる働きがあるのでダイエット臭対策にはとってもおすすめです。
ローズサプリでダイエット臭を抑制しつつ、そもそもの原因である基礎代謝の低下を元に戻すために以下の4つのことを意識して生活してみて ください。
①腕立てや腹筋など筋トレをして筋肉量を維持して基礎代謝をキープする。
②有酸素運動や半身浴などで発汗させて汗腺を鍛えておく
③肉や油物を控えて、果物や生野菜をたくさん食べる。
④ニオイ物質の脂肪酸を燃焼するサポートをしてくれる酢・梅・柑橘類を摂る。
ケトン臭は蛋白質または炭水化物からできるピルビン酸という物質が不足したときにだけ発生します。ですから、よほどのことがないかぎり、ケトン臭などおこりません。
ただし、脳の栄養は炭水化物で、脳は1日に炭水化物を144g消費します。 もしも、炭水化物が144gをきると、身体は筋肉を分解してブトウ糖を作り脳に供給します。
したがって、炭水化物を極端に制限するダイエットでは筋肉が衰えます。ケトン臭を防ぐためには、炭水化物の摂取を増やせば、自然に消えていきます。
具体的には、1日の摂取カロリーをたんぱく質20%、脂質 20%、炭水化物60%あたりになるようにすればいいと思います。ただし、この比率であっても、摂取カロリー自体が極端に少ない場合
は、完全に防ぐことはできませんから、食事制限もほどほどにした方がいいと思います。
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