からだが歪むtと太るので骨盤と股関節の位置をチェックして正す方法
コ ス ト
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身体負担
知 識
ペ ー ス
減量するために厳しい食事制限や激しい運動によるダイエットは、精神的に負担が大きく長くは続けられないもの。効果を感じるとやめてしまったり、効果が現れないと食事制限のストレスからつい食べ過ぎてしまったりすることが多く、結局リバウンドに悩むことになります。→たくさん食べるのを防ぐ方法
このように食べたいものを我慢してダイエットしているのになかなかヤセない一方で、甘いケーキをいくら食べても太らない体質の人もいます。この違いは何なのでしょうか?胃下垂だからとかよく言われますが…実は骨盤が開いてしまっていることと深い関わりがあるのです。
からだの中心で内臓を支えている骨盤がゆがんで開いてしまうと、受け皿が大きくなった分、内臓が下がって下腹がぽっこり、おしりがむっちりという状態になっている可能性があります。
骨盤や股関節のゆがみを正すダイエットなら、簡単な体操だけで食事制限などもありませんから、ダイエットのイライラとも無縁。自然に続けることができます。
正しい位置に骨盤があれば、からだ全体の調子がよくなってきます。基礎代謝が上がって燃焼しやすいからだになりますし、適量できちんと満腹感を得られるので過食もなくなるのです。→基礎代謝が増えると痩せる仕組み
ゆがみのないからだは動かすのも楽ですから、日常での運動量も自然に増えて消費カロリーも増加するので一石二鳥のダイエットなのです。
骨盤が開くと大食いになり、基礎代謝が低下する
股関節とは、骨盤を太ももの骨とつなぐ身体の中で最も大きな関節のことで、その周りには太い血管が通り、リンパ節も集中しています。股関節がゆがむと、リンパの流れが停滞。さらに、骨盤にまでゆがみが波及し、周囲の太い血管の血流も悪くします。
その結果、老廃物が蓄積し、下半身を太らせるのです。
骨盤が開いて内臓が下がると、内臓の神経が圧迫され、神経伝達のスピードが落ちてしまいます。それは「おなかいっぱい」のサインが脳に伝わるのが遅れてしまい、過食の原因になるのです。
改善させることで神経の伝達がスムーズになり、血行やリンパの流れもよくなるので新陳代謝の機能がアップ、基礎代謝が上がります。すると、からだが使うエネルギー量が増えるので、同じ量を食べても、脂肪として蓄積される量は減っていきます。→リンパとダイエットの関係について
姿勢の悪さはぽっこりお腹になる
背中のゆがみも、ぽっこりおなかの原因になります。背骨は24個の椎骨でS字を描いていますが、S字がゆがんでいると、ゆがみをカバーしようと周囲の背中の筋肉が緊張した状態になってしまいます。すると、バランスをとるために、逆側にあるおなかの筋肉はゆるみ、そこに脂肪がついてしまうのです。
背骨がきれいなS字を描く正しい姿勢がキープできるようになると、おなかの筋肉が鍛えられ、脇腹も締まってきます。すると、ウエストが高い位置でくびれてくるのです。→姿勢を正して痩せる方法
股関節のゆがみが太い脚をつくる
骨盤がゆがんで開いていると、脚の付け根、すなわち股関節も外側に開いてしまいます。脚の付け根が外側にずれていると、どうしても脚の外側に力が入るので、太ももやふくらはぎの外側が太くなっていってしまうのです。
すると、バランスをとるために、内もも(内転筋)の筋力は落ちて、脂肪がつきやすくなってしまいます。
股関節のゆがみが改善されると、ヒップが引き上がり、脚が長く見えます。さらにO脚が改善されれば実際に脚も長くなります。
股関節のゆがみがもたらす全身への悪影響
股関節のゆがみは下半身太りを招くだけではありません。ゆがみはやがて全身へと波及し、いろいろな不調を引き起こします。
ヒザ痛
股関節は上半身と下半身をつないでいるので、人間が直立する時の要となっています。そこがゆがむと、バランスをとるために全身がゆがんでいくのです。すると、ヒザにかかる負担がアンバランスになるので、ヒザ痛が発生する恐れがあります。
肩コリ
股関節のゆがみは、最終的には首の頚椎をゆがませます。その結果、頚椎のカーブがなくなってしまうのです。頚椎がまっすぐになってしまうと、首は重たい頭部を支えることができなくなり、前へ傾きます。その結果、周りの筋肉や血管が圧迫され、首や肩の血行が悪化し、肩コリになってしまうのです。
こんな生活習慣がからだをゆがませる原因になっている!
そもそも、からだが歪んでしまうのはなぜでしょうか。原因はたくさんありますが、ひとつは毎日の生活にあります。
あなたは着替えるとき、どちらの足からズボンをきますか?どちらの肩に鞄をかけますか?歯を磨く手は?お風呂で体を洗う順番などたくさんの動作を生活の中でしていますが、ほとんどの人には利き手・利き足が決まっており、意識することがない限りその動きは意外なほどパターン化されています。
ひとつひとつの動きは些細なものでも、毎日毎日何十年も繰り返して行えば、よく使う方とそうでない方、やはり筋肉の発達は少しずつ偏り、体も歪んできてしまうのです。
毎日の動きは意外なほどパターン化されています。
特に以下の項目はゆがむリスクが高いものです。心当たりがないかチェックしてみましょう。
クロス立ち
脚を組んで座る
アヒル座り
ソファでのうたた寝
うつ伏せ寝
かばんを片方の肩にだけかける
運動不足
柔らかい布団で寝る
出産
老化
10項目の中でひとつでもあてはまるものがあれば、すでにからだがゆがんでしまっている可能性があります。また、脚を組んだり、クロス立ちなどの姿勢が正しい姿勢よりも楽な場合は、すでにからだがゆがんでしまっている証拠です。普段からこれらの行動はしないようにしましょう。
まずは自分の状態を知ることがダイエットのスタートです。あなたの骨盤のゆるみ度をさっそくチェックしてみましょう。
歩いているとタイトスカートが回ってしまう
腰の高さが左右で違う
おしりがどっしりしてきた
両手をまっすぐ上に上げると左右の長さが違う
猫背である
洋服をウエストで合わせるとヒップが入らない
診断結果
0~1個
あなたの骨盤は大丈夫です
今のところ、骨盤は正常。
2~3個
かなり骨盤がゆるんでいます
これ以上ゆるんでしまう前にきちんと改善すれば、すっきりキレイなからだに。
4~6個
あなたの骨盤はゆるゆるです
あなたの骨盤のゆるみ度かなり深刻。
股関節の柔軟性をチェック
合わせて股関節の柔軟性もチェックしてみましょう。股関節は、上半身と下半身をつなぐ、一番大きな関節です。→身体が柔らかくなると痩せる仕組み
しなやかで美しいからだには股関節のスムーズな動きが欠かせません。
あなたの股関節が固まっていないか、チェックしてみてくださいね。
O脚である
腰骨より脚の付け根が出っ張っている
脚がむくみやすい
マメができやすい
転びやすい
ほかの人より足音が大きい
診断結果
0~1個
あなたの股関節はしなやかです
あなたの股関節はしなやかさを保っています。この状態をキープしてください。
2~3個
かなり股関節が固まっています
これ以上固まってしまう前にしなやかさをキープできれば、キレイな脚が実現。
4~6個
あなたの股関節はがちがちです
あなたの股関節はかなり固まっています。
実際にからだを動かして骨盤のゆがみをチェックしてみよう
ゆがんでないと思い込んでいる人は実は結構多いんです。
最近、若い人に多い猫背。歩き方も脚を引きずるような印象になり、見た目が悪いだけでなく、骨格全体をゆがませてしまいます。
その原因となっているのが、パソコンや携帯電話の普及です。パソコンを使ってデスクワークをしていると、首が前に出て腰が落ちる猫背の姿勢になっている人もよく見かけます。スマホも例外ではなく、うつむいたままの姿勢はストレートネックになったり、背骨が曲がってしまいます。こうした姿勢は、骨格をゆがませるだけでなく、骨盤が開いて偏平なおしりをつくってしまうのです。
実際のところ、まったくゆがみのない人はいません。猫背など姿勢の悪さはもちろんですが、無意識にしているしぐさもゆがみの原因になるからです。
寝るときに横向きで寝たり、いつも決まった側の脚を上にして脚を組んだり、同じほうの歯で噛んだりしていませんか?かたよった仕草はゆがみのもと。実際にからだを動かしてみて、骨盤と姿勢のゆがみ度をチェックしてみましょう。
1、床に長座で座る
両脚をまっすぐに伸ばして床に座り、脚の力を抜きます。
このときのつま先の角度をチェック!
つま先が外側に開く→骨盤が開いている
片側のつまさきだけが外側に開く→骨盤がゆがんでいる
2、床に座って足裏を合わせる
床に座って足裏を合わせてひざを開きます。
このときの両ひざの高さをチェック!
ひざの高さが違う人は骨盤がゆがんでいます
3、目をつぶって足踏みをする
まず立ち位置を確認。目をつぶってその場で足踏みを30回します。
腕を大きく振り、ひざは腰骨の高さまで上けるようにしてください。
最初の位置からどのようにズレているかをチェック
体のゆがみが大きいほうにズレていきます。
骨盤運動の基本ルールを確認
骨盤のゆがみをなおすのが目的でも、力まかせでは逆効果になりかねません。下記の基本ルールを確認して、より効率的に運動を行って、1日でも早くゆがみをなおしましょう。
①空いた時間で運動をする
理想としては気持ちよく毎日続けられれば一番ですが、毎日続けることを負担に感じ始めるとストレスになりますし、長続きしません。現代社会は忙しくて、ストレスとの戦いでもあり、気持ちに余裕のある時や週末だけでも大丈夫です。気持ちよく体操をして、効果が現れ始めると、毎日行うのも楽しみの1つになっていくはずです。気負わず、楽しみながら続けてください。→ストレスがダイエットに与える影響とは
②息は止めずに吐きながら
呼吸は、吐くときにからだの力が抜けるようになっています。なので、筋肉を伸ばすとき(体操のポーズを決めるとき)は、息を吐きながら行うと効果的。余裕がなくて難しい場合は最初は普通に呼吸しながら、息を止めないことに注意して行うだけでも効果あります。
息を吐くテクニックを使えば柔軟性アップも可能になります。運動でイタ気持ちいい所まで動かしたら、10~20秒姿勢をキープ。その後大きく息を吐くと筋肉の緊張が解け、自然ともう少し奥まで動かせるようになります。→正しい呼吸でダイエットする方法
③無理なく気持ちよく
ゆがみをとろうと焦りすぎて「痛い」と感じるほど力を込めた運動は逆効果です。痛みを感じると、その周辺の筋肉は緊張して硬くなり、関節や筋を傷める原因にもなります。特に骨盤はデリケートな部分なので要注意です。運動は無理なく、気持ちよく行うのがポイントです。イタ気持ちいい感覚を楽しみながら、コリをほぐしたり、関節にかかる不自然な抑制を解消することで、自然とゆがみがなおっていきます。
まずは骨盤を引き上げ、引き締めていく運動です。
床のバージョンとイスのバージョンのふたつを紹介。状況に応じて使い分けましょう。
次に、ガチガチに固まった股関節を解きほぐす基本の運動を紹介。股関節は歩いたり日常生活でもっとも使う部分なので、とても大切です。気持ちよく続けているうちに、柔らかくなってくるのが実感できます。
骨格のゆがみを調整し、骨盤周りを引き締める!
割り座
1、割り座になって床に座ります。両手を下腹部を圧迫するようにグッと力を入れて押さえます。背すじを伸ばし、腰が落ちない(骨盤を立てる)ように意識しましょう。
2、息を吐きながら、おなかをへこませ、おしりを締めます。背すじはまっすぐ伸ばすよう意識します
3、おなかがぺったんこになるくらいへこませ、へこみをキープしながら腰全体を後ろに引いていきます。上半身はおじぎをするように前のめりにし、体が倒れないようにバランスをとります。息は止めずに吐き続けましょう。これで10秒キープ。
4、息を吸いながら、元の姿勢に戻ります。
★2~4を3回ほど繰り返します。脚は交互に組み直しましょう。
イス
1、イスに深く腰かけ、テーブル(デスク)にひじ下をつけます。脚はできるだけくっつけ
ます。背すじを伸ばし、腰が落ちない(骨盤を立てる)ように意識しましょう。
2、息を吸っておなかをふくらませます。息を吸ったとき、腰が自然にアーチを描いて背すじが伸びやかになるのを感じましょう。
3、息を吐きながら、おなかをへこませていきます。腰を背もたれに強く押しつけるようにおなかをへこませ、同時に腕でテーブルを強く押すように力を入れます。力を入れ続けながら10秒キープ。
4、息を吸いながら、元の姿勢に戻ります。
★2~4を3回ほど繰り返します。
基本の股関節運動
股関節のゆがみは一時的であれば、すぐに治すことができます。しかし、股関節を支える筋肉が衰えていると、すぐにズレてしまうのです。その筋肉=内転筋を鍛えることで、股関節のゆがみがより解消されやすくなります。
股関節を開いて前屈
ガチガチ股関節をほぐすために、まず開く方向に内股をストレッチ。背中が丸まると効き目が少なくなるので、上体はまっすぐのまま、お腹を床につけにいくのがポイント。3回程度
1、足の裏を合わせて座り、かかとをからだに引き寄せながら、ひざは床に近づける。
2、上体をゆっくり前に倒す。イタ気持ちいいところで20秒キープして、息を吐く
背筋を伸ばして股割り
1、いわゆる股割りです。10回程度を目安に脚を肩幅より広く開いてまっすぐ立つ。足先はハの字に開いて、上体はリラックス
2、上体をなるべくまっすぐに、おしりを突き出さない
3、腰をゆっくりひざの高さまで下ろす。ひざを足先の方向に曲げて、股関節ストレッチ
股関節をほぐして腰をひねる
1、あお向けに寝て、片方のひざを両手で抱える。ももを胸に引き寄せて、腰をストレッチ
2、同じ脚をまげて外側に倒す。足首をつかんで引き上げ、ひざを床につけて内ももをのばす
3、ひざを内側に曲げて、足首を太ももに乗せる。ひざを床につけていき、股関節をのばす
4、曲げた脚を内側に倒し、ひざを床につける。次に上半身をゆっくり逆にひねっていく
内股走り
太ももにタオルを挟んで走るだけでOK。タオルを落とさないよう力を入れることで、内転筋が鍛えられる
※太ももにタオルを挟んで行うスクワットも、同様の効果が期待できる。走る場合は、毎日5分が目安。スクワットは1日20回行う。→スクワットダイエットの実践方法
全身の筋肉をまんべんなく鍛えて体のバランスを高めることを目的としたプログラムなので、激しい運動が苦手な方でも安心です。
また、体の両側を左右対称に使うトレーニングは「両側型」プログラムと呼ばれ、代表的なものとしてボクシング、空手、エアロビクス、水泳などがあげられます。→エアロビクスのダイエット効果
トレーニング中に利き手・利き足でない方の手足の筋力の衰えも実感できますから、弱い方を意識して鍛えるように工夫することがゆがみを改善する一番の近道となります。
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