手 軽 さ 70/100
コ ス ト 50/100
アレンジ30/100
身体負担50/100
知  識70/100
ペ ー ス 70/100
豆乳ダイエット
豆乳ダイエットはとても簡単な方法で楽に痩せることができるのでおすすめです。ズバリ豆乳を飲むだけという手軽さが魅力的。

なぜ飲むだけなのかというと、代謝を高めて肥満を防止する大豆タンパクと、その効果をさらに高めるイソフラボンの存在が大きいのです。大豆は低カロリーで良質の栄養素を豊富に含む、ダイエットの強い味方です。


大豆タンパクは体内脂肪の代謝に働きかける健康的な食品としてすっかり認知されていますが、ダイエットにおいても、その効果は絶大です。大豆の植物性タンパク質に含まれるペプチドには、血清コレステロールを低下させたり、脂肪を燃焼しやすくさせる働きがあります。

さらに、大豆の脂質に含まれるレシチンには、善玉コレステロールを増加させる効果があります。

そして、女性ホルモンのエストロゲンと構造が似ており、体内で同じ作用をする大豆イソフラボンはダイエット時のホルモンバランスと調和し、大豆タンパクとともにコレステロール低下や肥満防止効果を高めると考えられています。→コレステロールを下げる方法

大豆はダイエットにとても適していますが、そのままでは消化が悪く、せっかくの栄養も効率よくとることができません。大豆のタンパク質を消化しやすいように加工した大豆製品のなかでも、特にタンパク質の吸収が高いのが豆乳です。

豆乳は大豆の持つタンパク質の特徴を保ち、イソフラボンも多く含んでいます。豆乳中に含まれる大豆オリゴ糖は、腸内の有用菌の増殖を助ける成分として注目されており、便秘を防ぐ働きもあります。

豆乳はたんぱく質・糖質・脂質をバランスよく含んでいますが、豆乳の脂質は植物性の「不飽和脂肪酸」ですから、コンステロールを減らして動脈硬化を予防し、血液をサラサラにして血流をよくする働きがあります。

脂質代謝をよくするレシチンやサポニン、糖質と脂質の代謝をよくするビタミンB群など、代謝アップ成分も多く含んでいるので、ダイエットに豆乳はとても向いていると言えるでしょう。→脂肪酸の詳しい説明

また、日本人の8~9割は、乳成分を分解するのが苦手だと言われています。その点、豆乳は消化吸収がよく、腸内のビフィズス菌のエサとなるオリゴ糖も含んでいます。牛乳にもオリゴ糖は含まれますが、特に大豆に含まれるオリゴ糖は、少量でも腸内環境を改善すると言われているので、お腹の調子を整えたい人にもピッタリ。

お通じのお悩みは、お腹がはったり、ニキビの原因にもなります。それだけでも不快で、ストレスになりやすいもの。スッキリ解消するために、もっと豆乳を活用しましょう。 →腸内環境を整えて痩せる方法


大豆ペプチドは、豆乳に含まれる大豆タンパク質が体内で分解され変化したものですが、この大豆ペプチドは腸で吸収される際、腸管の神経を刺激します。その結果、交感神経が優位になり、血流量が増えて基礎代謝が高まるのです。

太っている人は、小腸の繊毛という部分が大きくなり、余分な脂肪や糖質を吸収しやすくなっている状態です。豆乳に含まれている大豆サポニンは、肥大化した繊毛を正常に戻し、余分な脂肪や糖質の吸収スピードを遅らせてくれる働きがあります。

また、すい臓から分泌される「脂肪消化酵素」に働きかけ、腸内での脂肪吸収を抑制する効果もあるので痩せることができます。


豆乳の種類
豆乳の種類は大きく分けて4つあります。
①無調整豆乳…大豆を絞ったままの濃度の高い豆乳(大豆固形成分8%以上)
②調整豆乳…糖類や塩分などを加えて飲みやすくしたもので、濃度はやや低め(大豆固形成分6~8%)
③豆乳飲料…果汁や抹茶、ゴマなどを加えたもので、濃度は無調整の半分ほど(大豆固形成分4~6%)
④特定保健用食品表示商品など

大豆成分の濃度がより高いものが望ましいので、無調整豆乳か調整豆乳を使うようにしましょう。余裕があれば、大豆から豆乳を手作りしてみるのもおすすめです。

誰でも飲める豆乳
豆乳はあくまでも食品です。子供からお年寄りまで、どなたでも飲むことができます。ただし、大豆アレルギーの人、腎臓病や糖尿病などで食事指導を受けている人は、まず医師に相談してから始めるようにしましょう。


基本は1日1~2杯
コップ1杯を1日1~2杯、食事の前に飲んで、満腹感を与えて食事の量を減らすようにしてください。食事をする30分から1時間前に飲んでおくといいでしょう。

ダイエット中でも3食を規則正しく食べることが上手にやせるコツです。ふだん朝食を食べていない人は、朝食がわりに豆乳を飲むといいでしょう。


一番のおすすめタイミングは、夕食の前に1杯飲んで、ごはんの量を減らすパターンです。夜は消費エネルギーが少なくなってしまうので、食事量を抑えると効果的です。

「間食がどうしてもやめられない」という人は、おやつがわりに豆乳を飲むのもいい方法です。

とにかくダイエットの大敵はストレスです。食べたい欲求をがまんし続けて暴飲暴食を起こしてしまっては、せっかくやせてもすぐにリバウンドをしては意味がありません。

豆乳は満腹感のある飲み物なので、おなかがすいてがまんできないというときに最適です。ストレスがたまると、食事の量を減らしていてもなかなかやせないということがよくあります。
ストレスを味方につけて痩せる方法


豆乳汁の作り方
材料
豆乳…300ml
みそ…小さじ2


①豆乳をあたためる
なべに豆乳を入れて、火にかける。

②みそをとく
まず、みそを同量の豆乳でとき、それを沸いてきた①に加えてまぜ、火からおろす。

③でき上がり
器に移し、好みでネギなどをちらして完成。1日1回、お椀に1杯(200ml前後)飲むようにする。好みで野菜を加えれば、さらに栄養がアップ。
※火にかけたら、豆乳が沸騰しないよう注意! みそ味なので、塩は加えないほうがおいしい。


料理にも生クリームの代わりに豆乳
シチューやクリーム煮など、牛乳や生クリームを使用する料理も、代わりに豆乳を使えば、お腹にやさしく、代謝をサポートするダイエットメニューになります。
ニキビや吹き出物、冷え、むくみ、便秘など、代謝の低下にともなうトラブルでお悩みの方にも、豆乳メニューがおすすめです。

毎日のことなので味に変化をつけよう
豆乳に抹茶やココア、シナモンなどを振るといろいろな風味が楽しめます。また、変色防止にもなるレモンや酢を加えると、ヨーグルトドリンクのようになって食感にも変化が出ます。1番のおすすめは豆乳にバナナを加えて甘味を楽しむ飲み方です。

バナナはビタミン、ミネラルのバランスにすぐれ、消化・吸収がよく、腹もちがいいうえ、たっぷりの食物繊維で便秘も改善してくれるヘルシーフルーツです。さらに脂肪の燃焼を促して水太り、むくみも改善されバランスのとれたダイエットができます。

せっかくのダイエットや健康管理が台無しにならないよう、くれぐれも栄養成分やカロリーのチェックを忘れずに。



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