手 軽 さ 70/100
コ ス ト 70/100
アレンジ30/100
身体負担70/100
知  識70/100
ペ ー ス 50/100
乳酸菌キャベツダイエット
乳酸菌キャベツでダイエットする方法
誰でも簡単に作れて、保存がきく乳酸菌キャベツを作ってダイエットしてみましょう。

用意するのはキャベツと塩だけというシンプルさが魅力で、作り方もとても簡単ですが、酸味と旨味が溶け合ったおいしさは、腸が喜ぶのを感じられるほどです。冷蔵保存で約1か月はもちますから、現代社会で忙しい人にもぴったりですし、野菜不足の若い方にも楽しんでいただきたいです。

乳酸菌キャベツというのは最近はじまったものではなくて、実はヨーロッパでは昔から食べられてきたもので、ドイツではザワークラウト、フランスではシュークルートと呼ばれています。

食物繊維やビタミン類を多く含むキャベツを発酵させることで、体によい乳酸菌が増加した保存食で、発酵学、デザイナ一ズフーズ(がん予防に効果のある食品群)、東洋医学のどの観点でみてもパーフェクトな食材になります。アルコール分解酵素もあることから、宴会前に食べることで二日酔いになりにくいこともあります。→食物繊維を摂ると痩せる仕組みについて


乳酸菌キャベツの最大のメリットは、乳酸菌が腸を整えてくれることにあります。乳酸菌はもともと野菜の表面に付いていますが、キャベツに塩を加えることで水分が引き出され、その中で微生物が活動して活性化します。

腸は免疫をつかさどると言われる臓器で、心身の健康のみなもとでもあります。乳酸菌は、善玉菌の働きを助けて、悪玉菌を抑制し、腸内環境を整えてくれます。→腸内環境を整えて痩せる方法

なかでも発酵させたキャベツに含まれる植物性の乳酸菌は、乳製品などの動物性乳酸菌に比べて胃酸で破壊されることが少なく、まっすぐ腸に届いて自然治癒力を高めてくるのです。最近では、免疫細胞のナチュラルキラー細胞も増やすというデータがあります。

乳酸菌と相乗効果を発揮するのが、食物繊維です。なかでも乳酸菌キャベツに多く含まれる水溶性食物繊維は、腸のお掃除係と呼びたいほど強力です。乳酸菌と食物繊維は、オイルと一緒に摂ると効果が倍増します。

「腸は第2の脳」とも言われていますが、腸が健康になると、思考がポジティブになります。爽やかな酸味は、疲れをいやしてくれます。


簡単でおいしいメニューのバリエーションが豊富
おいしいパワーに満ちた乳酸菌キャベツ作りは、10分もあれば作れてしまうので、他の食材と合わせた、幅広い展開メニューも楽しみましょう。

「第2の脳」といわれる腸を整える
腸は、体の免疫の6割を作るという大事な臓器です。発酵させたキャベツの乳酸菌は、腸内環境を整え、食物繊維は便秘を解消します。

体にたまった毒素を一気にデトックス
ビタミンU(別名キャベジン)が、肝臓の解毒酵素を活性化してくれます。
脳をポジティブにする効果もあるので、心身共にスッキリします。→肝臓とダイエットの密接な関係

肌のハリとツヤを保ち、トラブルから守ってくれる
腸内環境が整うことで体の中からキレイになります。ビタミンB群、ビタミンC、ギャバなど、肌に効く栄養素もたっぷり含まれています。

筋肉を落とさず、健康的にダイエット
食物繊維と乳酸菌のおなかすっきり効果に加え、カロリーの燃焼を促進する作用もあるので、無理なく健康的に痩せ体質になれます。→太りやすい体質は存在した


材料
キャベツ…1個
塩…小さじ4
砂糖…小さじ1/2

①キャベツの外側の葉(あれば)をむく。半分に切って芯を落として4等分にし、洗ってよく水気を切る。そのまま千切りにしてもよいし、数枚重ねて丸めて切ってもよい。細かく切るほど発酵しやすくなる。

②チャック袋に切ったキャベツを入れる。千切りしたキャベツに味をしみこませるため、塩は2回に分けて入れるのがコツ。まず半量のキャベツに半量の塩を入れる。(塩小さじ2)

③残りのキャベツと塩、砂糖を加え、袋の上からなじませるように、よくもむ。密封袋(大)1枚に、ちょうどキャベツ1個分が入る。(砂糖小さじ1/2、塩小さじ2)

④余分な空気を抜いて口を閉じ、500mlペットボトル3本などで重しをし、常温に置く。手でぎゅぎゅっと押して、空気を抜きぴっちり口を閉じる。

⑤3~6日おき、味をみて酸味がある、泡が立つなどの現象が現れたら、清潔な瓶に移す。発酵の副産物として炭酸ガスが発生するので、泡が出てきたら発酵している証拠。時々食べて、チェックして。好みでスパイスを加えても良いです。

⑥冷蔵庫で保存する。日を追うごとに、酸味が出て旨味が深くなる。冷蔵保存で、約1か月もちます。


調味料にも使えて、料理の展開は無限大
乳酸菌キャベツを作るなら、ぜひ新鮮なキャベツを選んでください。保存食は、「古くなったから漬けものに」ではなく、おいしさを持続させるため、また発酵の力だけでなく野菜そのもののパワーを活かすためにあるのです。乳酸菌は高温で死滅すると言われていますが、死滅しても体内で有効に働くためスープなどもお勧めです。
ぜひ、毎日の食卓に取り入れて、そのパワーを実感してください。


ザワークラウト
ザワークラウト
ダブルの乳酸菌で快腸に
さっぱりした乳酸キャベツと、コクのあるチーズは、植物性&動物性のダブル乳酸菌パワーで腸内環境を整える最強コンビ。チーズは、カルシウムが豊富なだけでなく、体に吸収されやすいのもポイント。アルコールの分解も促進するので、ワインのお供にぜひ。

作業時間
わずか1分

材料(2人分)
乳酸キャベツ…150g
ペコリーノ・チーズ(なければパルミジャーノ・チーズ)… 適量
オリーブオイル…小さじ1~2
コショウ…少々

作り方
器に乳酸キャベツを盛り、その上からチーズグレーターでペコリーノ・チーズを削ってかけ(好みの量)、オリーブオイルを垂らし、つぶしたコショウをふる。


牡蠣と乳酸キャベツのオムレツ台湾風
牡蠣と乳酸キャベツのオムレツ台湾風
お酒好きの強い味方
牡蠣に含まれるタウリンは、慢性疲労や不眠を緩和し、肝機能を向上させるので、お酒のおつまみにぜひ。卵は、ビタミンC、食物繊維以外のほとんどの栄養素を含む完壁な食品。乳酸キャベツの各種ビタミンと合わせれば、とてもバランスのよい一皿になります。

材料(2人分)
(オムレツ)
乳酸キャベツ…100g
牡蠣…8個
卵…4個
塩、コショウ…各少々
ごま油…小さじ2

(ソース)
ケチャップ…大さじ3
鶏がらスープの素…小さじ1
片栗粉…小さじ1
水…大さじ3


作り方
①牡蠣の水気を拭く。
②ボウルに卵、乳酸キャベツ、塩コショウを入れ混ぜる。
③フライパンを中火で熱してごま油をなじませ、牡蠣を両面さっと焼く。②を流し入れ、1分置いてからざっとかき混ぜ、縁が固まってきたら、牡蠣を包むように折り返して成形し、器に盛る。
④フライパンを拭いて、ソースの材料を混ぜ入れ、とろみが出たらオムレツにかける。


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