手 軽 さ 70/100
コ ス ト 50/100
アレンジ50/100
身体負担50/100
知  識50/100
ペ ー ス 50/100
難消化性デキストリンダイエット

難消化性デキストリンがダイエットに効果的と話題になっています。トクホの炭酸飲料であったり、サプリや食品に混ぜるのものまで幅広く売られています。

そもそも難消化性デキストリンとは消化しにくいタイプデキストリンということで、水溶性の食物繊維の一種です。確かに食物繊維だと痩せる効果がありそうですが、名前からして食べるのに抵抗がありますよね。

でも難消化性デキストリンは、天然のでんぷんから作られた、消費者庁や米国食品医薬品局に安全性の高い食品として認められています。その難消化性デキストリンを積極的に取り入れるのが難消化性デキストリンダイエットなのです。




難消化デキストリンは食物繊維なので、糖の吸収をゆっくりにします。

難消化性デキストリンは、食品の味に影響することなく食物繊維を強化できるということで、いまや幅広い食品・健康食品に利用されている大ヒットダイエット健康素材です。
糖の吸収をゆっくりにするという事は血糖値の上昇を防ぐのでインスリンの過剰分泌を防ぐ事ができます。

インスリンが過剰分泌されると血糖値を下げる為にブドウ糖をいったん中性脂肪に変えてしまいます。

この難消化性デキストリンを食事の前に摂取することにより小腸での糖や脂肪の吸収を抑え、食後の血糖値や血中中性脂肪値の急激な上昇をおだやかにする効果があります。



良く飲みに行く前には、牛乳を飲むとに牛乳の膜が出来るので良いと言います。

難消化性デキストリンも同じようなことです。難消化性デキストリンの膜が出来る前にGI値が高い食べ物が先に到着すると意味がなくなるので、食事を摂る前に摂取しておく必要があります。
GI値の詳しい解説

米に難消化性デキストリンを一緒に炊く場合は米に、水溶性食物繊維の難消化性デキストリンの膜ができるので良いのです。

難消化性デキストリンにダイエット効果はない?
水溶性食物繊維は何かを包み込んで排泄するという効果の仕組みがあります。
例えば食物繊維が脂肪の吸収を抑えるという効果をPRしたい場合は、脂肪の吸収がどれだけ抑えられたかを調べる試験をするハズです。

でも、そういうデータを取るのは簡単ではありません。
精密に試験すればするほど、数百万、数千万、数億という大変な研究費が必要になります。
だから、開発者の立場から考えるとなるべく費用を抑えるために、自分たちがPRしたい成分に焦点を当ててデータを取る可能性が高く、少しでも良いデータが取れたなら、そのことを大々的に売り文句にし、宣伝します。

でも、初めてそこだけ読んだ人は、まるでその成分をねらい打ちしているような感覚を持つでしょう。
食物繊維を摂ると脂肪の吸収を抑えるんだと。

実際には、他の成分だって同じように吸収阻害されています。食物繊維が脂質だけを選択的に吸着して消化管からの吸収を阻害するなんて便利なことはないと思います。

消化されない食物繊維に囲まれたことにより、食品成分の一部に消化吸収されにくい部分ができます。これが「消化されにくい」「吸収を遅らせる」という理由なのです。

という事は、ゆっくりにするだけで結局は吸収されてしまいますので実質的なダイエット効果は期待出来ないということになります。

ただ、摂取した食べ物はいつまでも体の中にいるわけではありません。だいたい1~2日で排泄されると言われています。だから、吸収が遅れているウチに排泄されてしまう可能性は大いにあるわけで、それがダイエットに効果的とされている根拠なのです。



難消化性デキストリンは、安全性のみでなく、低粘性、低甘味、熱および酸に対する安定性、保存性などの物性にも優れているために広範囲の食品への応用が可能なので色々な種類で商品が発売されています。

難消化性デキストリンの原料を作っている会社はほんの数社です。
それを各メーカーが買ってきて、いろいろなものを添加しオリジナル商品にするので、どれも違いがありません。
入手しやすいものを使えばOKです。

【難消化性デキストリンの効果】
・糖の吸収スピードが緩慢になるので、食後の血糖値上昇が緩やかになる

・食後の中性脂肪の上昇を緩やかにする

・整水溶性食物繊維で保水作用がある為、 便の柔らかさを保ち腸内環境を整える。



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