手 軽 さ 50/100
コ ス ト 50/100
アレンジ50/100
身体負担50/100
知  識30/100
ペ ー ス 30/100
アディポネクチンで痩せる
アディポネクチンという名前を聞いたことがありますか?

最近話題であり、健康やダイエットと関係のある言葉となっています。

アディポネクチンとは脂肪細胞から分泌される物質で、コレステロール値や血糖値を改善する働きがあると言われています。

その理由として食べ過ぎや運動不足などで余った油は、まず脂肪細胞に蓄えられます。脂肪細胞が適度に脂肪を蓄えているとアディポネクチンが分泌されます。

これは誰でも分泌されるのですが、その量に個人差があります。多く分泌された方が太りにくくなりますが、脂肪でパンパンに膨れてしまった脂肪細胞からは分泌量が減ると言われています。

つまり、脂肪がたまりすぎるとアディポネクチン分泌量が減るので、コレステロール値や血糖値が下がらないというまさに悪循環に陥ってしまいます。

といっても脂肪がないのも逆によくありません。適度に脂肪がついていることで、アディポネクチンが適度に分泌されるため、コレステロール値や血糖値が適切に維持されるというわけです。血糖値とダイエットの関係について

メタボリック症候群の内分泌の構造は複雑で多岐にわたりますが、知っておくことは予防にもつながるので大切です。インスリン抵抗性(=インスリン感受性低下)とアディポサイトカインの働きが重要になってきます。

メタボリック症候群は昔はインスリン抵抗性症候群とも呼ばれていました。組織のインスリン感受性が低下、血糖を下げるためにより多くのインスリンが必要となり、結果的にインスリンの血中濃度が上昇します。この「高インスリン血症」が、動脈硬化などメタボリック症候群で見られる種々の病変の原因になっています。糖尿病にも発展することがあり注意が必要です。→あなたは大丈夫?メタボリックをチェックしよう

ではインスリン感受性の低下がなぜおこるでしょうか?肥大した脂肪細胞から放出される遊離脂肪酸とアディポサイトカインが重要です。過食、運動不足等で摂取カロリー>消費カロリーという状態になると、その分は脂肪として脂肪細胞に蓄積されます。

蓄積量が増し脂肪細胞が肥大すると、それまでの正常サイズの脂肪細胞の時と働きがかわってきます。

1つは血中遊離脂肪酸の増加であり、血中の遊離脂肪酸が増えるとインスリン抵抗性が悪化(=インスリン感受性が低下)します。もうひとつの物質がアディポサイトカインです。

アディポサイトカインとは脂肪細胞から放出される種々の物質の総称ですが、正常サイズと肥大したものとで、分泌される量、割合が変化します。

アディポサイトカインは多数ありますが、代表的なものとしてはレプチンとアディポネクチンがあります。レプチンは摂食行動に影響(満腹感を覚えにくくなり過食を悪化させる)しアディポネクチンはインスリン抵抗性に影響します。

アディポサイトカインには善玉アディポサイトカインと悪玉アディポサイトカインがあり、アディポネクチンは、善玉アディポサイトカインに含まれます。アディポネクチンを増やすとダイエット効果やメタボ抑制など健康的体を手に入れる容易となります。

気になる自分のアディポネクチン量ですが、実はアディポネクチンの量は血液検査で測ることができます。
男性の平均値は8.3μg/ml、女性は12.5µg/mlです。

基本的に女性の数値が高めであるので、男性より女性が長生きすることができる要因の一つだと考えられています。

このアディポネクチンの分泌量は内臓脂肪の量と関係があって、内臓脂肪が多いと減り、適度な量であると増えるのですが、内臓より腰や太股に脂肪が付きやすい女性は、内臓脂肪の量が適度だから、アディポネクチンの分泌量が男性より多いということです。

アディポネクチンの効果まとめ
①正常に機能させることで過食を抑えたり脂肪を燃焼させるので高脂血症予防やダイエットに効果的

②糖を効率良く利用できるので糖尿病が改善する

③血管の老化を防いだり修復する働きもあるので動脈硬化を予防できる

④血管の流れを正常に戻したり拡張させる効果があるので高血圧予防

⑤腫瘍の増殖を抑制させたり小さくさせたりする効果があるので、がん予防に最適


アディポネクチンをどうしても増やしたいという人は食事から補うことができると言われています。代表的な食材や栄養素を紹介します。

マグネシウム
食物繊維→食物繊維とダイエットの関係について
EPA(サバなどの青魚、マグロ)
大豆タンパク酵母(ビール酵母など)
ひじき (マグネシウム、食物繊維)
油揚げ (大豆)
ニンジン(食物繊維)
大豆類


オスモチンという物質はアディポネクチンと構造が非常に似ており、アディポネクチンの代わりに同じような効果を発揮する可能性があります。
オスモチンが豊富に含まれる食品
りんご
さくらんぼ
ぶどう
キウイ
とうもろこし
トマト
ピーマン



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