1.ふとっていることのメリット

太っていることにメリットがある」と言えば、多くの人は首をかしげて疑問に思うでしょう。でも、よく考えてみてください。

あなたも含め、あなたのまわりには「痩せたい」と口では言いながらも全然痩せられない人、実際にダイエットを始めるけど途中で止めてしまう人、一時的にダイエットに成功するけれども、またしばらくすると元の体型に戻ってしまうようなリバウンドをする人で溢れてるはずです。

痩せたいと思っていてリバウンドをするのはダイエット方法に原因があるからです。
中には痩せたいと心から思っていない人もいると思います。痩せる意思がないということはどういうことでしょうか?痩せているほうが健康に良かったりメリットが多そうですが…

痩せている方がその人の人生が幸せかといわれると個人の考え方次第のところがあります。ここでは太っていることであるメリットについて考えてみました。



2.9つの太っているメリット

痩せている方が健康にいいというのは間違い
とにかく痩せていたほうが健康にいいと信じている人も多いようですが、これは間違いです。厚生省と日本肥満学会が共同で調査したところ、痩せている人よりも小太りの人のほうが死亡率が低いというデータが出ているのです。

この調査では、肥満度の指標にはBMI(ボディ・マス・インデックス)という国際的に使われている指数が用いられました。BMIでは、体重(キログラム単位)を身長(メートル単位)の2乗で割った数字が指標となり、これが22より大きければ太り気味と判断されます。

もし、やせていたほうが健康にいいのであれば、指数が22以下の人のほうが死亡率が低いはずですが、40歳代以上で最も死亡率が低かった層は、男性で24.45、女性で22.8でした。少し太り気味の状態のほうが、健康にはいいということです。



親しみが持てる
街でカップルを見ているとき、少し疑問に思ったことはありませんか?
その疑問とは…

なぜかきれいな女性の人やかっこいい男の人とあまりさえないぽっちゃり系の人が一緒に歩いている!ということです。なぜあんなぽっちゃりの人が…と思うかもしれませんが、なぜなのでしょうか?

というのも、太っている人は痩せている人よりも親しみが持てるというメリットがあるんですね。たぶんですが、人間というものは温かみを求めているので「話しやすそうな人」と一緒にいると楽しいんだと思います。

細くてスラっとした人はモテかもしれませんが、親しみが持てるということでは太っている人に分が上がります。
太っている人のメリットはまさにこの親しみを感じやすいというところです。

好きな人と楽しく過ごす時間を持ちたいものですよね。であれば、相手が楽しくなってくれるような振る舞いをしたいと考えると思います。太っている人はまさにこの振る舞いが自然にできてしまうんです。



自分を正当化できる
例えば、好きな人がいて、できればお付き合いしたいと思っているとします。だけど、断られた時のショックが怖くてアプローチができずに遠目にその人を眺めるだけの日々。そんなとき、自分の勇気のなさを正当化するために太っていることが役に立つことがあります。

「私は太っているからどうせ相手にされない」「痩せてから告白しよう!」などと、勇気のなさや行動力のなさから目をそらしながら、もっともらしい言い訳を太った体が与えてくれるのです。

この「太っているから…」という言い訳は、恋愛以外でも本質的な問題とすり替えられることで、自分を傷つけずに何かを止めるための便利な道具として様々な場面で使われがちです。これがストレスをためずに生きていく賢い方法なのです。



温かみを感じる
なんだかイメージ的に温かさを感じませんか?
ガリガリで痩せ細った人と比べると、人肌のぬくもりを感じられるというかそういった人が多いと思います。
男性目線で女性は少しぽっちゃりしていたほうが好きという人は意外と多いのです。実際に有名な話で、世界の三大美女はどちらかというと太っている感じの人が多いです。

それを考えると男性も包容力のあるちょっと太っている人に温かみを感じて引き寄せられるということが言えそうですね。



異性にモテたくないと思っている人
例えば、異性からアプローチを受けることに不安や恐怖を感じる精神的状況にある人や、相手をするのが面倒な場合などで、上手なあしらい方や、断り方、受け入れ方を持たないとき、一定以上太ってしまえば異性からモテなくなるということが、太ることのメリットとしてあります。
ようするに異性とつき合うのが面倒な場合です。

同様に、社会常識として一人の異性としか性的な関係を持たない結婚などの環境にたったときですが、自分の中にある浮気願望をねじ伏せるために、太ることにより自分は性的な世界から離れたのだということを自分に言い聞かせせるのに役に立つこともあります。



健康な感じがする
男性から女性を見るときに、どちらのほうが健康な感じがするかご存知でしょうか?
太っている女性と、痩せている女性。もちろんどちらも適度にというのは必要ですが、太っている女性のほうが好感度は高いんです。
なぜなら、ガリガリの人は健康とかけ離れてしまっている気がするのです。

女性も健康に気を付けたいところですが、ファッションや見た目を意識するあまり痩せすぎている人が多いと思いませんか?

第一印象は重要だと思いますが、そのなかで「健康」というのはメリットが大きいですよね。
太りすぎは問題ですが、多少太っていることには健康に見えるメリットがあると思いました。



会話や話題が増えたりネタになる
例えば、自分の彼女や妻に対し「デブ」とか「やせろ」とか「ブタ」などと言う男性を多分あなたは見たことがあると思います。また、女性が男性に言う逆パターンもあるでしょう。

これらの体型に関する言葉は、相当親しくないと普通は使わない言葉です。逆にいえば、これらの言葉が会話の中に入っても会話が成り立つということは、その2人は非常に近しい間柄であるということの象徴であるともいえるのです。

もっとも、かなり低次元な愛情碓認法のような気もしますが、一度このような体型に関する事柄で、文句を言い合いながらも人間関係が保てる状況ができてしまうと、変化を好まない人々にとってはその状況を維持しようとする力が働きます。すなわちやせないこと、「デブ」と言われることに価値が生まれてしまうのです。



いざというときのエネルギーの備蓄がある
天災、事故、遭難などで食べ物が足りないとき、脂肪を燃焼して生き延びることができます。これが、脂肪の本来の存在理由でもあります。本当に究極の場面ではありますが、もしもの時には必要です。

身近なところでは衝撃を和らげる役割もあります。交通事故、転落事故のとき、体が柔らかくて脂肪も多い女性や幼い子どもは命拾いしたり、けがが軽症で済むことがあります。高齢者が尻餅をついたとき、骨折しないためにヒッププロテクションと呼ばれるクッションみたいなヒップパッドを腰からお尻に当てておくことをすすめている医師や介護専門家もいます。



ダイエットに達成感を感じられる
痩せている人と太っている人がもっともその違いを感じられる分野と言えばダイエットですね。
ダイエットは痩せている人がさらに身を引き締めるときにも使えますが、太っている人が体重を落とすときほど効果が実感しにくいです。

それで100kgの人が60kgになったら顔もほっそりして体型も変わってしまってまさに別人ですよね。
それで、太っている人のメリットとしてダイエットの効果が実感しやすいということがあると思います。

もちろん太っているからそのままにしておいていいということではありませんよ。何事も適度に必要です。
太っている人がダイエットをして別人のようになれるのはなぜかというと、痩せている人よりも脂肪を燃焼する必要があるからですね。

後は自重が重いので、筋トレをするときにダンベルやバーベルを持たなくても十分自重でトレーニングできてしまうのも太っているメリットです。

もし太っていることが嫌な場合はこれらのささやかな太っているメリットを捨てさらない限り、ダイエットが続かない、というよりも、続けることができないのです。

そのような状況を回避するために、現在の自分をウソ偽りなくありのままに受け入れる強さ、人に傷つけられるリスクがあっても自分の信じるものに挑戦する強さ、他人を傷つけるかもしれませんが、必要に応じて「ノー」といえる強さなどを持つこともダイエットの一部であることを心に留めておいてください。




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