手 軽 さ 70/100
コ ス ト 50/100
アレンジ30/100
身体負担90/100
知  識30/100
ペ ー ス 30/100
肝臓とダイエット

ダイエットというと多くの女性や若者は、体重を通して細くなったり体を細くする事と思われがちですが、本当のダイエットというのはそういった無理なダイエットではなく、体内を綺麗にして身体についた脂肪を運動や食事療法などによって取り除くものがダイエットと言えるでしょう。

また、ダイエットというのは年齢や世代によって出来る事と出来ない事そしてその人自身の体調などによっても出来る事と出来ない事が増えていくのでダイエットは自分自身にあったメニューで行う方が健康的に痩せるといえるでしょう。

そして、案外知られていませんが肝臓とダイエットは大きく関係している場合があります。

えっ、ダイエットと肝臓ってあまり関係ないんじゃないの?
と、思った方もたくさんいるはずですが、これが意外と関係していたりしたんです。

肝臓という組織は基礎代謝の消費量が高い組織として扱われています。

働き者の肝臓は仕事内容が幅広く、活動量も多いため、基礎代謝の27%を占めるんです。基礎代謝は総消費カロリーの70%を占めているわけですから、すごい数字だと思います。

基礎代謝とは、人間が動かずにジッとしてても生命を維持するために使うエネルギーのことです。→基礎代謝とダイエットの関係について

この肝臓という臓器は24時間営業のコンビニエンスストアと同じであり常に働いています。

しかも、この肝臓ってけっこう重さがあり、平均で1.2~1.5キロほどあると言われています。

肝臓という臓器は、非常に優秀な働き者の内臓で、一般的にお酒などのアルコールなどの毒を解毒してくれるという役割などを持っています。

それだけではなく、口から入ってきた食べ物の消化を手助けしてくれたり、人間に必要な栄養素を貯蓄してくれるといった働きも肝臓が担ってくれています。

この働き者の肝臓を元気にさせておくことがダイエットを効率よく進めるひとつの方法でもあるのです。




ダイエットを行うには、基礎代謝を高めるのが効果的と言う事は、すでに常識となっています。では基礎代謝を高めるのにはどうすれば良いのでしょうか。

筋トレをして筋肉量を増やすというのが一般的な答えとなりそうですが、手っ取り早いのはお腹を温める事です。
お腹の中でも特に重要なのが、胸より下、右側の肋骨の終点付近になります。
なぜお腹の右側を温めると良いのかと言うと、そこに肝臓があるからです。

ダイエットは、外の身ならず中性脂肪という内側の脂肪を燃やさないと痩せたりするのが難しくなってきます。
肝臓はみぞおちの下あたりにある臓器で、胃や腸から吸収された栄養素はいったん肝臓を経由してから全身に配られます。

この時、毒素などを見つけると肝臓中の酵素で無害化します。その他にも過剰な栄養は肝臓内にキープして、足りない時に放出する役割も持っており、いわば栄養素のダム湖のような働きをしているのです。そこためにはまず、食事と生活習慣を変える事が大切です。→生活習慣を改善して痩せる方法

食事と生活習慣を正しくバランスよく取ったりする事で、少しずつですが内蔵や内脂肪といった中性脂肪が減っていき徐々に肝臓への負担も減っていく傾向が分かっています。

だからといって、炭水化物や糖質などを抜いたダイエットをしてしまうことで健康や日常生活に支障をきたしたり時には、健康被害もおきてしまうのである程度摂取し、健康的に食べる事が大切です。

例えば、日常で食べているマーガリンやお肉、油といった食品は中性脂肪の多い人には摂取してはいけないと思われがちだが、それはその人の摂取する量によって、ダイエットに繋がるかどうかが決まってきます。

この、マーガリンや油そして、糖質は摂取しても問題ないものですが過剰摂取や毎日摂取する事を控え、たまにはお菓子を食べないという日を作ったりすることで、徐々に肝臓への負担が減っていきます。

また、普段から歩かないけどバスや電車に乗るという人はひとつ前の駅やバス停で降りそこから家まで歩いて行くという事を毎日続けるだけでもかなり変わってきます。

ですがこれをやり過ぎたり、運動もやりすぎたりすると身体が驚き体調不良を起こしたりする可能性があるので行う間にはしっかりと、ウォーミングアップをしてから行う事が大切かもしれません。

そして、ヘルシーで栄養バランスのとれた食事を心がけましょう。
そういった事を気をつけるだけで体は少しずつ変化し、男性は特に肝臓に脂肪が溜まりやすくダイエットしにくい体系になってしまうので、注意が必要です。→食物繊維のダイエット効果

肝臓は解毒作用がある肝臓といいましたが、この肝臓が弱まると、体内の老廃物や脂肪を上手く外に出せてあげれないという事態が起きてしまいます。

そうすると、体内には、体に不必要な成分や脂肪の塊が残ってしまい、結果的に痩せれないといったことになります。

当然、ダイエットに肝心なのは肝臓だけではないですが、重要な臓器のひとつです。

肝臓に元気に働いてもらう方法は、とにかく温めてあげることだそうであります。

これは、冷たいジュースやお酒、そしてアイスなどを極力控えたほうがいいということ。

夏は暑いから全然大丈夫だろうという方もいますが、暑いのは外気温だけでありまして、内臓は、冷たい飲み物や食べ物を大量に摂取するため思った以上に冷えているのです。

よくダイエットに最適なもので、熱いお湯や、生姜湯などが良いといった宣伝を見ますが、理由はこの内臓を温めて常に活発化させておくことが大事だからだったんです。

内臓というものは温かくなればなるほど元気に真面目に働いてくれますので、ぜひ、参考にしてみてください。

体の中から綺麗にダイエットを目指す方であれば肝臓は常に温めて元気な状態にしてあげてください。→からだを温めて痩せる方法




肝臓を温めると何が起こる?
肝臓の主な働きは、代謝・解毒・胆汁の生成と分泌の3つになります。

食品として摂取したものは消化吸収され、必要な成分に再合成された上で、血液に乗って必要とされる場所に届けられるのですが、分解や再合成が上手く行われなければ、せっかくのエネルギーも消費できませんよね。
肝臓は脂質や糖質の分解・再合成をする働きがあります。

解毒作用と言われても、あまりピンと来ないかも知れませんね。
食品などに微量に含まれる人体に有害な物質やアルコール、アンモニアなどを体外に排出し、体をキレイにする働きがあります。

胆汁には脂肪を消化吸収しやすくするものですが、胆汁酸にはコレステロールを排出する作用や、腸内細菌が必要以上に増殖してしまうのを防ぐ働きがあります。→腸内環境を整えて痩せる方法

解毒作用と胆汁酸の働きで、血液サラサラ効果が得られ、血行促進はもちろん、体の隅々にまで血液が行き渡り、効率よくエネルギーを使用出来る事から、代謝の向上も期待できます。

過度な食事制限は肝臓に負担をかけてしまいます。
肝臓には消費しきれなかったエネルギーをストックしておく、貯蔵庫としての役割もあります。

過度な食事制限や運動によりエネルギーが不足していると、肝臓に蓄えられていたグリコーゲンという物質を分解し、ブドウ糖にして放出します。

代謝・解毒・胆汁の生成だけでも忙しい肝臓に、グリコーゲンの分解という仕事まで増やしてしまうと、肝臓も疲れて機能が落ちてしまいます。
ダイエットに食事制限は付き物ですが、極端な食事制限は肝機能の低下を招き、体調を崩しやすく、太りにくい体質になりかねませんので、過度な食事制限は控えましょう。
アルコールの摂り過ぎも、解毒を行う肝臓に大きな負担となりますので、お酒はたしなむ程度にしましょうね。

肝臓の働きが悪いと代謝が落ちてしまいますので、お腹を温めて肝臓の働きを良くし、肝機能の低下を招く、過度な食事制限はアルコールの摂り過ぎには注意しましょう。



ダイエットをしているとついつい体重の増減に一喜一憂しがちですが、それには注意が必要です。特にカロリー制限をした場合、体が飢餓状態に陥ったと錯覚してしまいます。

すると、できるだけ少ない食品から栄養を補おうと吸収が促進されると同時に、飢餓状態でも生き延びようと肝臓に栄養、特にエネルギー源として脂肪を蓄積してしまいます。

その結果、お酒を飲まないのに脂肪肝になってしまうケースが最近増えてきているのです。また、偏ったカロリー制限をしていると腸内の悪玉菌が増殖して、血液内にそれらの菌が作った毒素が流れ込んできます。

この毒素はすべて肝臓に流れ込みますので、肝臓は解毒に大忙し。その結果肝臓が疲弊してしまいます。よくダイエットをすると肌が荒れたり、疲れやすくなったりしませんか?

それは無理なダイエットによって肝臓が疲労しているシグナルなんです。これを放置しておくと、肝硬変や肝がんなど恐ろしい病気につながることもあります。

また、サプリメントや漢方薬なども注意が必要です。私たちは良かれと思って飲んでいても、肝臓は毒だと判断する場合があります。決められた容量や用法を守っていればあまり心配はないのですが、特に注意したいのが代謝を上げる系統の漢方薬。

容量や用法を守っていても体の変化には十分に注意して、少しでも変化があったら医師に相談しましょう。→サプリメントとダイエットについて



肝機能に注意するのはお酒を飲む人に限ったことではありません。肝臓を含めた肝機能は、自覚症状が出にくく沈黙の臓器ともいわれているため、定期的に健康診断を受け肝機能の数値を確認する必要があります。特に肝機能で注意したほうがよい数値はALTとASTです。

ALT(GPT)は肝臓の中の肝細胞にある酵素で、体内に入ってきた栄養分をアミノ酸に変換し体を動かすエネルギーを作っています。

この細胞がダメージを受けると数値上昇するため、肝機能の異常が発見されやすくなります。ALTの基準値は40IU/L以下が正常といわれており、50IU/Lを超えている場合は慢性肝炎や脂肪肝の可能性が、100IU/L以上の場合はウイルス性肝炎の可能性が高くなります。

AST(GOT)はALTと同じく酵素ですが、肝臓だけでなく心臓や手足の筋肉にもあります。基準値は同じく40IU/L以下です。

γGTPの値も同じく注意が必要です。これも酵素で腎臓でも作られているものですが、ほかの酵素の数値と総合的に判断して肝機能の状態を把握することになります。γ-GTPは51IU/L以上になると良くなく、肥満やお酒の飲みすぎなどにより数値の悪化が起きやすくなります。

自覚症状が出にくいので気がつくと病気が進行している場合もあります。食欲がわかない、顔色が優れない、手の平が黄色いといった症状が現れたときは肝機能からのSOS信号の可能性もあります。

血液検査は、手軽に行える検査方法の一つで、会社や地方自治体で行われている健康診断や近くの病院で定期的に受けるようにするべきです。いつも同じ病院で検査を受けるとデータが蓄積して行くので、体の変化に気づきやすくなり肝機能の衰えも早期に判断できる可能性が高まります。

肝細胞のダメージは、太っている人や大量に飲酒している人に関係があると思っている人が多くいますが、脂肪肝は見た目が太っていなくても、アルコールを飲まない人でも肝炎は発症する可能性があることを知っておくべきです。



注意したい脂肪肝とは

肝臓の肥満症…つまり、脂肪肝はお酒だけではなく、ダイエットが原因で発症する場合があります。
特に無理なダイエットが脂肪肝になる確率を秘めています。

ダイエットと言えば、カロリーを減らすことをイメージすると思います。要するに、食べないで痩せるという方法が、手っ取り早いというか、即効性があるので効果的です。

しかし、運動をほとんどせず、偏った単品ダイエットを続けたり、ダイエットに挫折してリバウンドを繰り返したりすると、体が危機を感じてエネルギーを溜め込もうとします。

そして、体内で使用されなかった脂肪は肝臓で中性脂肪になります。その中性脂肪は必要に応じて体内へと運ばれ、エネルギー源として利用され、中性脂肪はタンパク質と結びついて血液中を移動します。しかし、無理なダイエットのためタンパク質が不足すると、中性脂肪は肝臓から運び出されずに、そこに溜まってしまいます。

そこで、もしダイエットを中断し、リバウンドによる体重増加が加われば、脂肪肝は進み、やがて肝臓障害を発症することになります。
重大な病気を呼び込んでしまうのです。

本来、肝臓は、エネルギーが不足すると、グリコーゲンを分解して糖に変換させます。
そして、糖からエネルギーを得ています。
でも、食事を減らすダイエットを続けていくと、肝臓自体のタンパク質を分解させて糖を作り出してエネルギーにしようとするのです。

これは、自分の身を削ってでも、エネルギーを確保する行為なので、肝臓には、かなりダメージをかけてしまうのです。さらに進んでゆくと、肝硬変や肝がんになるリスクが強くなります。

脂肪肝と言えば、アルコールによるものだと思われますが、女性に多い過激なダイエットからも発症することが十分にあります。→無理なダイエットの危険性について



ここから肝機能を高めるための方法を紹介します。
特に有効なのが食事習慣を改善することです。
タンパク質を栄養素として取ると、肝細胞を修復して低下しがちな肝機能を高めることが可能です。

良質なタンパク質を豊富に含む食材といえば大豆製品です。大豆の煮物やきなこ、豆乳や豆腐、納豆に味噌など、日本には大豆に関連する食材が山ほどあります。→きなこダイエットの詳しい説明

大豆製品以外には玄米やゴマ、卵や乳製品も栄養素が豊富です。また、肉類や魚介類からもきちんと摂取してください。植物性と動物性のタンパク質をバランスよく食べることが大切です。→玄米ダイエットの詳しい説明

ダイエット中の人だと乳製品や肉類はカロリーが高いからと避けがちですが、ダイエットで食事量を減らすと必要な栄養素が不足して肝機能の低下の原因につながります。

食物繊維を取り入れて便秘を解消することも良いです。便秘になると大便が腸の中にいつまでも留まってしまい、大便から有害なガスが発生して血液の中に入り込み、肝臓に達してガスに含まれる毒素を分解するために負担を掛けてしまいます。大便がスムーズに排泄されるようになれば同時に肝臓の負担が減り、肝機能を高めることが可能になるのです。→食物繊維のダイエット効果

ビタミン群も肝機能を高めるには大切な栄養素です。抗酸化作用を持つビタミンの働きによって、肝臓の負担が減ります。抗酸化作用を持つビタミンはAとCとEです。レバーの他、ニンジンやブロッコリー、カボチャにアーモンドやピーナッツ、ゴマなどを食べましょう。→ブロッコリーダイエットの詳しい説明

お酒を飲む人は特に気をつける必要がありますが、アルコールを分解することは肝臓にとって非常に負担がかかることで、付き合いやストレスなどで毎日のようにたくさんのお酒を飲んでいる人は機能も低下しやすいです。

お酒を飲む人が積極的にとりたい成分はタウリンとオルニチンの2つです。
タウリンはアルコールを摂取すると肝臓がそのアルコールを無毒化する働きを持っていますが、その過程で脂肪肝を作り出してしまいます。お酒を飲めば飲むほど人体を守るために脂肪肝を作り出し、それが肥大化することで肝機能を弱めてしまいます。

タウリンの摂取は肝臓に溜まる中性脂肪を排出する上で効果的に作用し、肝機能の改善を促すことができます。またオルニチンは肝臓にアルコールを解毒する上で作られるアンモニアを分解し、その解毒作用を持っている成分です。

アルコールを代謝する上でも優れた成分で、それを摂取することで代謝機能をアップさせ、肝機能の改善も期待できます。お酒を飲む方はしじみの味噌汁が良いと言われる理由には、こうしたタウリンやオルニチンがしじみには豊富に含まれているからです。→味噌汁ダイエットの詳しい方法



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