手 軽 さ 50/100
コ ス ト 30/100
アレンジ30/100
身体負担50/100
知  識70/100
ペ ー ス 50/100
EMS運動で痩せ効果を手に入れよう
ヒトが手足を自由に動かせるのは、脳から伝えられる電気信号によって筋肉の収縮がコントロールされるからですが、少し強めの電気信号を皮膚の上から直接与えて、本人の意思とは無関係に、強制的に筋肉を収縮させようという発想がEMSです。→ダイエットと脳の関係について

EMS(Electrical Muscle Stimulation)とは電気的な筋肉への刺激という意味の英語の頭文字を取ったものです。

腹筋運動をするときに、腹筋は脳からの指令を受けることにより、筋肉を収縮するのです。EMSマシーンは脳からの指令(電気信号)と同様の信号を器具から送ることにより、筋肉を動かすというシステムです。

EMSは自発的な運動よりも高い筋力値を与えることも可能で、高い運動効果が得られることは実証済みです。スポーツ選手の筋力トレーニングやリハビリなどの医療目的など、広い分野で使用されています。→筋トレの詳しい実践方法

EMSは筋肉に生体電流を流して筋肉が眠っていたら起こしたり、筋肉を維持する機械です。→筋肉を増やして痩せる方法

血行が良くなったりして、その部分の脂肪が分解され遊離脂肪酸になりやすくなります。そしてその遊離脂肪酸になった部分はその後の運動で消費されると脂肪に戻らず、エネルギーに変わってなくなります。もしそのまま何もしないと脂肪に戻ります。家で出来る有酸素運動は踏み台昇降運動など色々とありますから、すぐに有酸素運動を実施してみましょう。



EMSのための器具は、乾電池で作動する携帯用の電流発生装置と、皮膚に貼り付けるパッド(電極)、パッドに塗るジェル、それに装置やパッドを固定するベルトなどから構成されています。

4~10ミリアンペアほどの電流をパッドに流し、筋肉を1秒間に5~20回くらいの頻度で収縮させるというもので、値段は数千円から10万円ほどと幅広いです。

低周波治療器など電気治療でダイエットは機械の周波数によって違います。
電気の周波数帯の分類
・低周波(0~1,000Hz)
・中周波(1,000~10,000Hz)
・高周波(中周波(10,000Hz)以上のもの。それ以下のものも含む場合もあり、定義がないようです。)
・超音波(118,000Hz以上)などがあります。
ちなみに超音波としてはNARL(ナール)というものがあり、
超音波は脂肪を溶かす作用があるということで、やせる効果を期待し使われています。
リハビリでの物理療法では、創傷治癒を目的として超音波が使われています。

ダイエットというので、鍼を刺して電気を流すのであれば、たぶん低周波だと思いますが。たまに、中周波・高周波を流すところもあるようですが、鍼が耐えられるのかは不明です。参考までに情報として、中周波、高周波は、鍼を使わなくても深部に届きます。

ちなみに「EMS」は、電気的筋肉刺激のことで、低周波、中周波、高周波、超音波でも全部そうなります。(ほとんどが、中周波以上の表面に電極を張るだけで筋肉が刺激できる周波数のものをいいますが。)
マイクロカレントについても、電気のアンペア数(強さ)が弱いと言うだけで、周波数とは、また概念が違います。

・低周波については、周波数が低いので、皮膚抵抗が大きくなるため、電気屋さんで売っている家庭低周波治療器のように表面で貼るものは、ボリュームを上げるとピリピリしたりします。皮膚の下3~5mmミリ程度で大半が拡散し、残った一部が皮膚の奥まで浸透します。

・中周波・高周波は、皮膚抵抗は低周波よりは少ないので、皮膚の下3~4cmまで浸透します。刺激は低周波に比べるとソフトですが、電流量を多くするには限界があります。また、低周波との違いは、筋力をつけるのに必要な筋収縮があることです。

超音波治療器に付いては、皮下数㎝の筋弛緩、温熱効果などが得られます。
低周波治療器、中・高周波治療器、それを組み合わせた干渉波、超音波治療器などを治療に使いますが、効果は機械によって、全然違います。
一口に電気治療器と言っても、効果は機械の性能によって、様々でした。すごく値段に幅があり、波形の違い、周波数帯の動きの違い、刺激方法もバラバラです。

だからダイエットの筋力強化(筋肉をつければ、代謝が上がるのでダイエット効果があると思われます。)であれば、中周波・高周波(1,000Hz以上)で、筋収縮があることが条件になります。(周波数と強さ(ボリューム)などは、また違いますよ!)

使う事により代謝が上がったりすると思うので、多少の脂肪は同時に燃焼したり、筋肉が付く事により、代謝が上がり脂肪も燃えたりすると思いますが、直接脂肪燃焼を促す器具ではないと思うので、これで痩せ効果が上がる人は、比較的脂肪層が薄くて、弛んだ体系の方が使うと、筋肉が付いて体表に現れて、見た目も引き締まり、痩せたと思えるのだと思います。→基礎代謝が増えると痩せる仕組み

【EMS】
「Electrical(電気的) Muscle(筋肉) Stimulation(刺激)」の略で、微弱な電気による刺激で筋肉を収縮させることで、筋肉を鍛える運動法

【低周波治療器】
体に微弱な電流(低周波電流)を流すことで筋肉を直接マッサージする機器

【ヘルストロン(電位治療器)】
電極間又は、電極からアースの間に高電圧をかけて電界を発生させ、その中に人間のからだを置くことで治療する医療機器である
簡単に言うと、EMSは運動方法、低周波治療器はマッサージ器、ヘルストロンは治療器として使用します。

刺激を与える範囲 刺激の強さ
EMS 普通 強い
電位治療器 広い 弱い
低周波治療器 狭い 強い


EMSマシーンは電気刺激による筋肉運動で、ダイエットの効果を得るためにも用いられるようになり、「EMSダイエット器具」とも呼ばれています。

あるマシーンは「10分間で600回の腹筋運動の効果」との謳い文句で宣伝していますが、本当にそれだけの効果があるのでしょうか?

「10分間で600回の腹筋運動の効果」というのは、あおむけに寝た体勢から上体を起こす一般的な腹筋連動を600回するという意まではありません。マシーンにより600回腹筋の収縮、弛緩を繰り返す運動ができるという意味です。

EMSダイエット器具による筋肉への負荷は設定や機械により異なりますが、EMSによる腹筋運動1回と、実際に上体を起こす腹筋運動1回の筋肉を鍛える効果を比較した場合は、明らかに後者のほうが効果が高いように思います。

じつは、通信販売で売られているものは「低周波」しか出せません。低周波治療器などの機械は低周波だけですと筋肉の表面ばかり動くので電気刺激でピリピリと痛いだけです。奥のほうの筋肉には何の影響も及ぼさないので、効果は期待できないと考えてください。

その結果、効果があまりないうえに面倒くさくなり、いつものダイエットグッズと同様に邪魔者と化してしまうのです。
なかには業務用で高精度の高周波が出せるものがありますが、1台当たり数十万円~数百万円もします。そのため、美容整形やエステなどではかなり高額な料金で施術しているようです。




「アブトロニック」をはじめ、EMSという電気的な刺激で腹部などの体脂肪を楽々燃焼させるという機器がブームになりましたが、実際のところは本当に効果があるのでしょうか?

これらの機器はじっとしていても腹筋体操と同じ効果があると宣伝されていましたが、腹筋体操は腹筋だけでなく他の部位の筋肉も一緒に動かすことになりますから、EMSのように部分的な筋肉だけしか刺激しないものとはまったく別物と考えられます。

また、腹筋運動のくり返しによって、確かにウエストのサイズは減少します。しかしこれは運動不足でたるんでいた腹筋が引き締まったためであり、お腹の脂肪が減っているわけではないということはよく知られています。部分的に筋肉を引き締める運動はたくさんありますが、部分的に体脂肪を燃焼させる運動や方法は存在しないのです。

そこで最近では、低周波をはじめさまざまな手段で、部分的に体脂肪を燃焼させられるという宣伝がなされていますし、商品もたくさんあります。それらの中には、皮膚の上から刺激を受けると、局所的に脂肪の分解を促進するノルアドレナリンがたくさん分泌され、その部分の体脂肪が分解されるという説明をよく目にします。

注意が必要な点として体脂肪が局所的に燃焼して、白色脂肪細胞の中に蓄えられている中性脂肪が分解されたと仮定しても、それで脂肪がなくなるわけではありません。中性脂肪が分解してできた遊離脂肪酸が血液の中に入って全身を回る過程で、よく身体を動かして運動のエネルギー源として使ってしまわなければ、それらは肝臓に入って再び中性脂肪に再合成され貯蔵されてしまうのです。

EMSなどの効果が全くないかというと、何もしないよりは効果があります。装置をつけておくだけで苦労が必要ないので、とても簡単ですがその分効果が薄いのも事実のようです。
あくまで脂肪を落とすには、やはり正統派のダイエットで、脂肪を控えて有酸素運動をするというのが王道だと思います。


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